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部屋には赤司と黒子の2人になる。
黒子は外には出ず、おそらく惨状であろう部屋の扉を開けた。
中には入らず、ただ無表情にそれを見つめた。
「…確かに、死んではいませんね。」
虫の息ですけど。
無表情だった顔を少しずつ崩し、気分が悪そうにドアを閉めた。
「…よかったのか?」
「はい。結果なんてどうでもいいです。それこそ、死んでいたとしても。」
静かに問う赤司に、薄く笑って黒子は答えた。
「そうか。だがてつやも面白い事を考えたな。
花咲未来。母親の旧姓は黒子。あの女はお前の従兄弟だったんだろう?」
「流石調べてますね。そうです。身近に適任の性格の人がいたので、差し向けました。」
赤司はへぇ。と興味深そうに笑った。
「だがよくバレなかったな。」
「僕を認識している親族は少ないですからね。あ、安心してください。その辺りの根回しも済んでいるので。」
「それはよかった。僕の手間が省けた。」
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渡部真生(プロフ) - はじめまして☺️ このお話大好きです! リクエスト?なんですけど、名前設定出来るようにしてほしいです! (2月16日 21時) (レス) @page11 id: b82fcb3efa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽるしぇ | 作成日時:2020年11月16日 0時