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だから。
「うおっ」
彼の前に立って両手を上げた。飛び跳ねながら。
「フリースローじゃなくなってるじゃねーか」
『だって入っちゃいそうだし』
「バカか。入るんだよ。てか身長差分かってんのか?ブロックにすらなってねーし…」
構えたまま呆れ顔で見下ろされた。
確かに。
まあいいやとジャンプしてボールを打とうとした所を、
私は全力でタックルした。
「うおぉっ」
『あ、わっ』
ボールは手を離れて近くに落ちた。
青峰はバランスを崩して転倒。
その上に私も転がった。
「ってー…」
『…痛くない』
「たりめーだろ俺の上にいんだからよ」
青峰は地面に仰向けになり、落ちてきた私を片手で受け止めた。
『ご、ごめんなさい』
「最初っから入れさせる気ねーとは思ってたけどな」
2人で地面に寝転がりながら会話をした。
「まぁ、押し倒されんのも悪くはねーな」
『え』
「けど、俺は押し倒す方が好きだんだわ」
『あ、わ』
青峰が起き上がったと思ったら、上下が逆転した。
ニヤッと笑う青い彼の目は獣の目をしていて。不安げな表情を浮かべる私の顔を見つめた。
「…日がまだあるし青姦は無理そうだな」
『な、何言ってるの…!』
「つか赤司にぶち殺される」
そう言って私を抱きながら立ち上がった。
ケラケラと笑う彼を見る。
ぜ、全然笑えないんだけど…。
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都月 もん(プロフ) - ありがとうございます!こういう作品が好きです!こちらこそよろしくお願いします! (2020年11月21日 7時) (レス) id: 04dac8455e (このIDを非表示/違反報告)
ぽるしぇ(プロフ) - 都月 もんさん» なるほど!ありがとうございます。申し訳ございません今すぐとはいきませんが、近々変更させていただきます。今後とも、是非よろしくお願いいたします。 (2020年11月21日 7時) (レス) id: c9709ff1e2 (このIDを非表示/違反報告)
都月 もん(プロフ) - ぽるしぇさん» 登場人物を設定するのところでできますよ! (2020年11月21日 7時) (レス) id: 04dac8455e (このIDを非表示/違反報告)
ぽるしぇ(プロフ) - 都月 もんさん» こんばんは。ご指摘ありがとうございます。お恥ずかしながら設定がいまいち理解出来ていなくて(--;) (2020年11月20日 22時) (レス) id: c9709ff1e2 (このIDを非表示/違反報告)
都月 もん(プロフ) - こんばんは,コメント失礼します!名前設定できるようにしないのですか? (2020年11月20日 21時) (レス) id: 04dac8455e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽるしぇ | 作成日時:2020年10月24日 0時