43話 ページ45
サクヤ「ごめんごめん皆〜」
Aとマタロウが必死に宥めてしばらくしてやっと元に戻った状況でも
事の本人は本当に悪びれていない
しかもAと顔立ちが似ているため、他人だと分かっていても強く言えないジンペイ達
サクヤ「いや〜楽しかったよ〜お礼に焼き芋どーぞ」
相変わらずニコニコしながら、追加の焼き芋を渡してくる始末である
食べ物にありつけたことで、大人しくなったジンペイ達の元にラントがやって来る
ジンペイ「……あっ、会長！」
ジンペイがもぐもぐ咀嚼しながらラントに声をかける
ラント「これはマズいことになったぞ;」
ジンペイ「会長も食べる？」←
貴方「何がマズいの？」
ラント「改訂校則第112条『授業中に屁を放った者は厳罰に処する』……;」
目を伏せて苦く言ったラントの言葉に4人は「えぇっ！？」と驚く
焼き芋を食べていないサクヤは呑気に「マジか〜知らなかったゴメン」と言う
だがジンペイだけはどういうことか理解しておらず、呑気に焼き芋を食べながら首を傾げた
.
.
昼休みが終わり、それぞれの教室に戻る
そして授業が始まってしばらく経った時、ジンペイ、マタロウ、コマの様子がおかしくなる
3人とも顔を赤くし、さっき食べた焼き芋のせいで出そうになるオナラを
必死に踏ん張って耐えているのだ
「(さぁ、屁を放ってみよ)」
管理官たちも、3人がいつオナラを出しても聞き逃さないようにバッチリ対策していた
ジンペイ「(おっ、オナラ出るゥ……！！//)」
マタロウ「(ダメだよ出しちゃ……！！//)」
コマ「(〜〜ッ……ッ限界……！！;)」
貴方「(3人とも頑張って耐えて……！;)」
Aは陰ながらに3人がオナラをしないようにエールを送る
貴方「(……みんなオナラを耐えるのに必死なんだろうけど
踏ん張ってる分、顔がとんでもないことになってる……;)」
ジンペイ「(ッ出る出る出る……っ！！;)」
マタロウ「(Aさんがいるんだよ、もう少し頑張ろ……！！;)」
＿＿そう言った次の瞬間、ついに限界を迎えたマタロウがオナラをしてしまった
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