第二訓 ページ4
桂の拠点のビルに着いた
意外にも拠点は近く、山崎さんの帰りが早かったのも頷ける
階段を上がり部屋の前に着くと、副長はすぐさま扉を蹴破った
「御用改めである、神妙にしろテロリストども」
副長がお決まりのセリフを言うと共に隊士達は武器を構える
私も"
そこに居るテロリスト達は大人から子供まで年齢は様々だ
「しっ……真選組だァっ！！」
「イカン、逃げろォ！！」
「一人残らず討ち取れェェ！！」
逃げ出す浪士達を追いかける隊士達を抜き、先陣を切る
逃げられぬよう太腿等を狙い斬っていく
その度に血が噴き出し大量に浴びてしまうが、気にしない
奥に逃げていく浪士達をどう捕まえるか考えながら、斬り進めていく
前方の一群に狙いを定め加速する
「何ですかあの人！？
すごい速さでこっちに向かって来ますよ！！」
「おっ追い付かれるぞ！！
とりあえず前みて突っ走れェ！！」
このままでは逃げられてしまうので、走るスピードを使い高く跳躍する
そして桂達の傍へ着地する
「うわああァァっ！？この人飛んでっ！！？？」
「新八ビビッてんじゃないアル！さっさとしないと置いてくネ！
男なら黙って女子の盾になれヨ！！」
「無茶だよ！僕神楽ちゃんと違って戦闘力無いし！！
てか神楽ちゃんなら一人で行けるでしょ！！？」
「当たり前ダロ！お前らみたいな雑魚瞬殺アル！！」
「ちょっ！？？煽ってないで早く行くよ！！」
「めんどくせーな矛盾メガネ！！」
恐らく未成年であろうチャイナ服の少女とメガネくん
そのメガネくんに狙いを定め、
「おいおい、金髪のガキがケーサツってどういうことですか？？え？
不良少年の間違いじゃね？」
「大丈夫です、私は本物の警察ですし、
メガネくんを庇いながら、銀髪さんが話しかけてくる
このまま押し斬ってしまおうと思ったのがダメだったようだ
逆にこっちが押され
銀髪さんもこちらを戦闘不能にさせる気満々なようで、顔目がけて木刀を振る
ヤバイ、当たる…………そう思った瞬間
「あ」
「キタ」
世界が変わった
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