彼女の心を掴むには?【Y学園】

45話 ページ49

そう、今までハヤトやアユムをゲスにしている犯人は、マスオだったのだ



マスオ「ゲスノート？なんの話だ；」



マタロウ「しらばっくれても無駄です

私の仕掛けた罠に、まんまと嵌ってくれましたね」



コナッポインモードに突入したマタロウは、そう声を上げる



マタロウ「ゲスにされているのは学園内の人間ばかり

犯人が嫉妬深い人間だというのは明らかでした

だから、敢えてジンペイ君をチヤホヤする事で

ゲスノートを書きに動く人間がいないかチェックしていたんです」



貴方「モモ君、ノートの表紙を見てきてくれる？」



モモ「分かったですねぃ！右から失礼するですねぃ！」



モモはそう言いながらコウモリのように逆さまになり、ノートの表紙を見る



マスオ「うわあッ！？」



マスオはノートをブンブンと振るが、時すでに遅し



モモはこちらに飛んでくるとAの肩にとまる



モモ「表紙に『G・S』って書いてあったですねぃ」



マスオ「これは、そのッ…！」



マタロウ「ふっ、見苦しいその場しのぎの理由に

コナッポインの目は誤魔化される？

否！バウアァァァァア！！」←←



マタロウは思い切り仰け反ると、手をぐるぐると高速回転させ、



モモと一緒にポーズを決めた←



貴方「あっ！根民君、待って！」



マタロウ「って、あっさり逃げられた！？」



モモ「ですねぃ！；」



どうやらマタロウとモモの2人が否バウアーをしているうちに逃げてしまったようだ←









・









マスオは外に出て、A達から逃れる



ジンペイ「待てぇぇぇぇぇえい！！」



どうなっているのかジンペイだけA達より走る速さの次元が違う



まるで早送りしているかのようだ←



マスオはそれでも走る



すると、前の茂みからメラが現れる



メラ「行かせねえよ」



ジンペイ「そのノートを渡せ！」



貴方「根民君、どうしてあんなことするの！？」



マスオはAの質問に一瞬動揺したが、左に逃げようとする



其処には物凄い圧を放った獅子黒が



カズマ「男なら観念しろ」



メラ「痛い目に合わねえ内にそいつを寄越しな！」



マスオ「くっそぉ！」



すると、マスオはノートを開き、メラの名を書き始める



メラ「させるか！」



だが、メラの手がノートに届きそうになったすんでの所で



ノートにメラの名を書き終えてしまう



その瞬間、メラの態度が急変する

46話→←44話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す