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2_合否通知 ページ3

恐る恐る封筒から手紙を取り出す。
結果が書いてあるだろうソレは、折り畳まれていてすぐには文面が見えない。

緊張のあまり、深く息を吸い込んで、肺の中全てを吐き切るような深呼吸をしてしまう。


そして意を決して手紙を開いた。





そこには僕のバビルス入学を認めるような内容の文章が書いてあった。



「どう…?」

『うか、受かった…』

「〜〜〜っ!!」



声にならない叫びをしながら思いっきり抱きつかれる。興奮しているのか、尻尾はブンブン動いていて、羽根まで出してしまっている。



『ね、姉さん!羽根!羽根出てるよ!!』

「滅茶苦茶スゴイ事した弟抱き締めるのに、羽根も使わないでどうするのよ!!」



両腕と大きな両翼に包まれる。姉さんから香る花のような匂いに、とても落ち着く。



「さぁ!今日は美味しいモノ食べるわよ!!サマエルは大人しく座ってる事!主役なんだからね!」

『は、はい…』



両肩を掴まれたまま圧を掛けられてしまったので、大人しく頷いておく。



「準備準備〜!」と歌うように言いながら家へと上がっていく姉さんの横で、僕は改めて手紙を見る。そして、頬を自分でつねってみるとちゃんと痛みを感じた。

夢じゃない…本当に、本当に受かったんだ…。

嬉しさを噛みしめながら、口角が上がっていくのを自分でも感じて、誰に見られるわけでもないのになんとなく手紙で口元を隠す。


ふと、姉さんが入って来たままで玄関の鍵が開いたままだったなと思い、鍵を閉める。そして振り返った足元に違和感を感じて、前方の廊下を進む姉さんを見て、その違和感の正体に気付く。









『姉さん!!靴片方しか脱いでないよ!!?』

「あっ本当だわ」





美味しいモノを準備しようとしているけど、この人に任せてもいいのか我が姉ながら不安になってきた。

3_先客→←1_とある日



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モンモン - 更新楽しみにしとります! (5月21日 0時) (レス) @page39 id: 7fe6f6ee48 (このIDを非表示/違反報告)
☆?(?v?。)(プロフ) - 好きです!!主人公のキャラが立っていて凄く良いし、何より文章が上手くて面白いです!続きを楽しみに待っています!! (2023年1月31日 19時) (レス) @page38 id: 55f21e1ec6 (このIDを非表示/違反報告)
小柴紬 - 階段をくだっていく教室って…(あそこかぁぁぁぁぁぁぁ) (2022年11月7日 7時) (レス) @page35 id: 2e1df96980 (このIDを非表示/違反報告)
ほしぽん(プロフ) - ツムがおる (2022年10月17日 18時) (レス) @page31 id: 86c5fe95fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽんず | 作者ホームページ:ぽんずワールド  
作成日時:2022年8月29日 12時

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