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「 ねぇ。…太輔?」
藤ヶ谷「 …ん?」
「 ………。」
藤ヶ谷「 …どうした?」
「 …怒らない?」
藤ヶ谷「 …とりあえずここ座れよ。」
太輔は自分が座っているソファーをトントンと叩いた。
私は黙って太輔の隣に座った。
藤ヶ谷「 …で。怒るって?」
「 …同窓会あるって言ったじゃん?」
藤ヶ谷「 うん。」
「 …もしかしたらね。
そこに、私の…初恋の人が来るかもしれなくて。」
藤ヶ谷「 それって、ずっと忘れられなかった人?」
「 …うん。…小学校一緒だったの。」
藤ヶ谷「 ………。」
「 …話さないから。」
藤ヶ谷「 …えっ?」
「 太輔が悲しむ事しないから。」
藤ヶ谷「 ふふっ。
そんな事しなくていいよ。」
「 …でも。」
藤ヶ谷「 Aの事信じてるから。」
「 ………。」
藤ヶ谷「 だから、同窓会楽しんできて。」
太輔は優しく微笑んだ。
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作者名:Ponyo | 作成日時:2015年4月16日 21時