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ふと
時計を見てみると
日付が変わる1分前だった。
藤ヶ谷「 この1年間どうだった？」
「 色々あったけど凄く楽しかったよ。」
藤ヶ谷「 ………。」
「 太輔と出会えたし。」
藤ヶ谷「 ………。」
「 一緒に暮らせたし。」
藤ヶ谷「 ………。」
「 ありがとね。」
藤ヶ谷「 ふふっ。うん。」
「 あっ。
20歳まであと5秒っ！」
藤ヶ谷「 おっ！」
「 …5……4……3……2……1…
0 って言おうと思ったら
グッと腕を引っ張られ…
藤ヶ谷「 おめでと。」
「 ……っ…。」
太輔の甘い声が聞こえたかと思うと
唇がそっと重なった。
そう。
これが私の20歳の始まり…。
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作者名：Ponyo | 作成日時：2015年3月12日 15時
