【アヤ】 ページ10
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「ここでいいかな…？」
「こくこく」
今私たちが立っているのは、影になっている寮の裏側。人っ子ひとりいない路地みたいなところ。
すぅ……と息を吸って耳をそばたてると、誰かが談笑している声が聞こえてきた。
「しーっ。静かにね」
すずねが身動ぎして、鈴の音が鳴ってしまった。気付かれたかと思ったけれど、声の主たちは全く気が付いていないらしい。
息を潜め、その時を待つ。
罠にかかるのを、待つ。
「誰か「ばあっ！」うわぁ！」
「わっ！びっくりした」
機を見て、暗闇に隠していた身体を光の方へ顕にすると、女の子が盛大に驚いて尻餅をついた。
男の子の方は、あっけらかんといった顔でこちらを見ている。
「ふふ……初めまして。私、アヤ…と申します。…驚かせて……ごめんなさい」
さすがに驚かせすぎたかと思い、最後に謝罪の言葉を付け加えると女の子は
「あ、ううん。全然大丈夫だから！」
立ち上がって、気にしないで、というようにぶんぶんと手を振る。
「私はアミ！よろしくね。それと、私のポケモンのニンフィアとアマカジとアシマリ！」
「僕はレイ。君も一年？」
「えぇ…そうですけれど……。も、ということはあなたたちも？」
私がそう聞き返すと、女の子…アミさまと男の子…レイさまは、何やら話し合いを始めた。
「？」
はてなを浮かべて暫く待っていると、アミさまがこちらの方を見て、食い気味に
「ねぇ！アヤちゃん、ポケトレクラブって興味ない？」
と聞いてきた。
ポケトレクラブ……はて、そのようなクラブはあったか。
そう首をかしげると、
「ポケトレクラブっていうのは、今僕たちが創ろうとしているクラブのことで_____」
レイさまがざっと概要を話してくれた。
なるほど、この学校の問題を解決……悪くはなさそう。
「どうかな!?」
「…そうですね。楽しそうですし……検討してみます…！」
「やったねレイくん！これで三人目だよ！」
「うん！それじゃあ、後二、三人だね」
あ、あれ……もう人数にカウントされてる…？
「新しい仲間を探してLet's goー！」
アミさまは、先程の言葉を気にする素振りもなく、走り始める。
楽しそうになってきた……よね？
自分が見えてる世界【ライム】→←その少女、驚かせ気質につき【アヤ】
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褪紅(プロフ) - 更新しました！ (2021年12月7日 22時) (
レス) id: dacdd01a78 (このIDを非表示/違反報告)
褪紅(プロフ) - お久しぶりです、ハスミとキユイとノウメ、三キャラの親の春雨、もとい褪紅です。更新させていただきます。 (2021年12月7日 20時) (レス) id: dacdd01a78 (このIDを非表示/違反報告)
蝶理(プロフ) - 更新しました (2020年12月26日 9時) (レス) id: 285c3fb40d (このIDを非表示/違反報告)
蝶理(プロフ) - 更新しますね！ (2020年12月26日 9時) (レス) id: 285c3fb40d (このIDを非表示/違反報告)
蝶理(プロフ) - 忙しくてリレー小説に参加出来ませんでしたが、余裕が出てきたので参加させてせて頂くことになりました。レイの親の蝶理です。よろしくお願いします！ (2020年12月26日 9時) (レス) id: 285c3fb40d (このIDを非表示/違反報告)
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