倒れるのはやめようね、【ロア】 ページ5
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「…この子が、倒れてた二年の？」
只今保健室にて、先程倒れたらしい生徒をベッドに寝かせ、近くにいた生徒から話だけをきいている所。
因みにノウメ先生は同学年の先生との会議の為に少しだけ保健室を空けており、その"一応の"代わりで自分がここに居るという訳だ。
ベッドの顔をもう一度見てみる。
確かに何度か見たには見たが、自分のクラスの生徒ではなかったし、合同授業などでも見掛けたことがなかったのでよくは知らない生徒だ。
しかし放っておく事も出来ないので、キュワワーを連れている保健委員の子をラグに呼んできて貰った。
「えっ、えっと…」
保健委員の子は少しおろおろとしていて、落ち着かないのかずっと手いじりをしている。
多分、いきなりよく知らない先生に呼び出されてびっくりしてるのかな。
「この子、疲れてるみたいだから…治してあげて…。」
「ひぃ、はいぃ只今！！キュワワー、いやしのはどうぅ！」
…できるだけ優しめのトーンで言ってみたが、余計物凄く怖がられてしまった。
そんなに怖がられるような声してたっけ…
まあ、それはさておき…暫く掛けてくれたおかげか、意外にすっと目を覚ました。
寝惚けているのか、上半身を起こしながら何やらぶつぶつと言っている。
「ん…あ〜…？…げっ？！」
そして次の瞬間、自分の姿を視認するや否や、物凄く面倒くさいものに出会ったような声をあげて、モンスターボールも荷物も全て持って保健室からさっさと出ていってしまった。
「…あの子、徹夜で勉強してたのかな。」
「え……いや、あー…まあ……そうなのかも、しれないですねはい。」
へぇ…偉いなぁ…。
まあ、体調は崩さないように気を付けた方が良いと思うけど。
…あ、そうだ。
ノウメ先生に、この前生徒から預かってた落し物、渡し忘れてたんだった。
「ごめん…ちょっと、ここで代わりに待ってて」
ぽかんとする保健委員に問答無用で代わりを頼み、さっさと保健室を出て、職員室まで向かった。
____
その後先生が来るまで代わりをした保健委員は、一日中遠い目で、
「先生は、やっぱり先生だ…相変わらず思考まで怖いや…」
と呟きながら、トマトジュースを延々と飲み続けたという。
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褪紅(プロフ) - 更新しました！ (2021年12月7日 22時) (
レス) id: dacdd01a78 (このIDを非表示/違反報告)
褪紅(プロフ) - お久しぶりです、ハスミとキユイとノウメ、三キャラの親の春雨、もとい褪紅です。更新させていただきます。 (2021年12月7日 20時) (レス) id: dacdd01a78 (このIDを非表示/違反報告)
蝶理(プロフ) - 更新しました (2020年12月26日 9時) (レス) id: 285c3fb40d (このIDを非表示/違反報告)
蝶理(プロフ) - 更新しますね！ (2020年12月26日 9時) (レス) id: 285c3fb40d (このIDを非表示/違反報告)
蝶理(プロフ) - 忙しくてリレー小説に参加出来ませんでしたが、余裕が出てきたので参加させてせて頂くことになりました。レイの親の蝶理です。よろしくお願いします！ (2020年12月26日 9時) (レス) id: 285c3fb40d (このIDを非表示/違反報告)
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