特にいつもと変わらないね。【バジル】 ページ30
対生徒会「いつも大変そうだけどお疲れ様」
対ポケトレクラブ「へえ、今年から出来たのか。ちょっと覗いてみようかな？(この後めちゃめちゃハマった)」
＿＿＿＿＿＿＿
入学式は例年通り、バトル騒ぎから始まってだんだんと穏やかに終わっていく。
この学園に来てから5年ほど経っているだろうか。最早、突然校内でトラブルが発生しても落ち着いて対処できるようになってしまった。
三学年の先生というのもやることはかなり多い。
なんせ、三年生。そろそろ自分の将来についても本格的に考えなくてはいけない年になってくる。
そして、この季節は先生方が今後の進路の手助けをするための準備期間でもあるからだ。
入学式が終わるまでは他の先生に任せ、職員室で1人業務を続けている。
その傍らにはお昼寝を続けるタルップル――りんごと、ひなたぼっこをしているフシギバナ――ほおずきがいた。
確かお昼頃には終わるはずだし、昼食を取ったら一年生にはオリエンテーションが待っている。
騒がしくなるだろうなあ。
今後授業で使う予定のプリントをまとめていると、コンコンと小さく扉をノックする音が聞こえた。
どうぞ、と声を掛けると、控えめに扉が開く。
「……あの」
そこにぽつんと立っていたのは、1人の少年だった。
灰色のパーカーに覆われているが、制服の一部の色からしておそらく新入生だろう。
この学校結構広いし、迷子になったのかな。
「どうしたんだい？ 入学式なら講堂の方でやっているはずだけど……」
「……講堂って、どこですか？」
「えーっと……確か職員室手前の階段を降りて右にまっすぐ行けば会場のはずだよ」
「……ありがとう、ございます……」
口頭で道順を教えると、そそくさと彼は退散する。
これでわかったのなら良いんだけど。
……そういえば彼、どこかで見たことがあるような。というか、誰かに似ているような……？
バサ、と整えていたはずの資料が床に落ちる。
うっかり手を離してしまっていたらしい。
慌てて拾うと、ほおずきがめんどくさそうな顔をしながらつるのムチで器用にまとめてくれた。
彼女がひょい、と渡したその1枚を手に取る。
……ああ、これ、ティアル君の……。
「……なーんかさっきの彼と似ているな……？」
「……バーナ」
ほおずきと一緒に覗き込んでいるうちに、廊下はざわざわと騒がしくなり始めていた。
どうして。【クラア】→←何も起こらなければいいのですが...【クレハ】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 24人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ポケットモンスター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヒメアミ(プロフ) - 宣言通り長時間滞在、本当にすみません！入学式編完結しました！次は体育祭編の予定です！そして続編の始めで主催者から皆さんにお伝えしたいことがあります。すぐに続編作りますので、しばらくお待ちください！パスワードは変わりません！ (2020年8月6日 17時) (
レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - 更新します！…途中で色々あるかもなので、長時間居座るかもしれません…本当に申し訳ないです…m(_ _)m (2020年8月6日 13時) (レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
元素(プロフ) - 更新しました！ (2020年8月6日 12時) (レス) id: 35622e45c8 (このIDを非表示/違反報告)
元素(プロフ) - 更新します！ (2020年8月6日 12時) (レス) id: 35622e45c8 (このIDを非表示/違反報告)
紅月@aile(プロフ) - 更新しました！次の方お願いします！ (2020年8月6日 8時) (レス) id: 62a5f394e4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
