相変わらずの忘れっぽさ【ノウメ】 ページ35
生徒会「お疲れ様。俺の物忘れが酷いばっかりに余計な迷惑をかけちまうことがあってな。申し訳ないぜ‥」
ポケトレクラブ「楽しそうだな！俺も昔はヤンチャしてたからなぁ‥あいつら見てると思い出すよ」
ーーーーー
いやー、まいったな。
「えーと‥皆、改めて入学おめでとう！」
とりあえず、挨拶に入ろう。それからだ。
でもまさか、入学式が終わって教室に来てから気がつくなんて‥。
俺はなんて馬鹿なんだ！！
「‥あ」
気がつくと、ほとんどの生徒が訝しげに俺の様子を伺っていた。
黙ってちゃ余計に悪い。
「えー、式中にもしたけど、改めて‥俺がこの1–Cの担任、ノウメだ。これからよろしくな！」
にっと笑うと、クラス内の空気が一気に軽くなった気がした。
さて、これからの俺の発言でまた空気が沈むんだろう‥でも、自分のせいだしな。
「えーと、それで皆。早速申し訳ないんだけど‥」
教卓にガッと手をつき、教卓にぶつかりそうになる距離まで頭を下げた。
「職員室に配布しなきゃいけない『学校生活の手引き』を置いてきましたァァ！！」
「取りに行って来ます！」と言い残すと慌てて教室を飛び出した。
教師が廊下を走るなんてどうかと思うが、言ってる場合じゃない！
ある程度手引きの説明した後に生徒達に自己紹介してもらう予定なんだ！その計画が狂う！！
慌てて職員室に入ってデスクを探る。
って、あれ‥探るほどでもないはずなんだけど。
分かりやすい所に置いといたはずなのに。
慌てていると、背後から教頭の声が。
「‥ん？ノウメ先生？何故今ここに？」
「あ、カイト教頭！！その‥手引き知りません？忘れちゃって、デスクに置いといたんですけど‥」
「手引きって、‥‥え？何を言ってるんだ、先生？手引きの配布は今日じゃないぞ」
「‥え？‥あぁ！！？」
お、思い出した！！
俺は本当になんて馬鹿な野郎なんだ！！
完全に脳みそのアップデートに失敗してやがる！
第一、邪魔にしかならないのに入学式に手引きなんて持っていかないだろ！！気づけ！！
しかも、俺のことだから間違えて今日配布しようとするんじゃないだろうかと考えて、別の所にしまっておいたのに、それすら忘れている！！
「その顔は‥思い出したようだな。早く教室に戻りなさい。生徒が問題を起こすたびに胃に穴が開きそうになるのに、教員の君にまで怒りたくはない」
「はい‥すみません‥」
俺、こんなんで大丈夫かな‥。
とりあえず、急いで教室に戻ろう！！
未来に馳せる希望、そして目標【アミ】→←肌寒く待つ閉式に。【ライ】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 24人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ポケットモンスター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヒメアミ(プロフ) - 宣言通り長時間滞在、本当にすみません！入学式編完結しました！次は体育祭編の予定です！そして続編の始めで主催者から皆さんにお伝えしたいことがあります。すぐに続編作りますので、しばらくお待ちください！パスワードは変わりません！ (2020年8月6日 17時) (
レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - 更新します！…途中で色々あるかもなので、長時間居座るかもしれません…本当に申し訳ないです…m(_ _)m (2020年8月6日 13時) (レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
元素(プロフ) - 更新しました！ (2020年8月6日 12時) (レス) id: 35622e45c8 (このIDを非表示/違反報告)
元素(プロフ) - 更新します！ (2020年8月6日 12時) (レス) id: 35622e45c8 (このIDを非表示/違反報告)
紅月@aile(プロフ) - 更新しました！次の方お願いします！ (2020年8月6日 8時) (レス) id: 62a5f394e4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
