一緒ならなんでも ページ24
「走るのが急に怖くなってさ。」
Aが普通にリサと話せるのは、彼女も彼女なりに恐怖心を持っているから。
『怖いの、私、走るのが怖いの！！』
リサが泣きながらAに抱きついてきたとき
Aは何もしてあげられなかった。
そんな罪悪感もあるのかもしれない。
リサの視線の先には、イーブイとグレイシア、ピカチュウが楽しそうにじゃれあっている。
「イーブイがいたらまた走れるようになると思うな」
「「なんで？」」
声を揃えて聞く。
「だってさ、一人でできないことも、ポケモンがいれば何でもできるって気がするんだ。
Aだってグレイシアがいたからできたこともあるだろ？人に馴れたり！」
オレとか！と自分を指さすサトシの肩にピカチュウが飛び乗る。
「なにそれ、ふふっ」
くくくっ、とAも笑う。
「グレーイ？」
なんで笑ってるの？とグレイシアがAを見上げた。
「楽しいのよ。」
しゃがんで頭を撫でてやれば彼女は嬉しそうに喉をならした。
「そだ！A！」
サトシがなにか思い出したようだ。
「バトル！しよーぜ！」
「は？今？」
「今！」
「ここで…？」
「ここで！」
「…………どうしても？」
「どうしても！」
「マジで言ってる？」
「マジで言ってる！」
オウム返しで頷かれてはAも言い詰まる。
「なあ、お願い！」
「私も！サトシとAのバトル、見てみたいなぁ」
サトシに続いてリサが目をきらきらさせる。
「……………」
「「(* ﾟ∀ﾟ)✨」」
「っ……………」
「「(* ﾟ∀ﾟ)✨✨✨」」
「あぁぁっ！もう！分かったよ！」
二人の視線に耐えきれずにAが叫ぶと彼らは跳んで喜んだ。
「本気で来いよな、A！」
「分かってるよ……………」
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あられ - 更新がんばってください！ (2019年12月2日 12時) (
レス) id: ed00fbf28a (このIDを非表示/違反報告)
イーブイ - がんば!楽しみにしてます。 (2019年9月1日 14時) (レス) id: 23cb55ce5b (このIDを非表示/違反報告)
みかん - とっても面白いです！楽しみです！ (2019年7月22日 14時) (携帯から) (レス) id: d7f028195c (このIDを非表示/違反報告)
雪うさぎ - 更新頑張ってください！！応援してます！みんなの物語大好きです！ (2019年7月13日 10時) (レス) id: cd19b8b7b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だいふくリンゴ☆ | 作成日時：2019年7月11日 23時
