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死の罠−５ ページ13
｢次はレヴィだと思うけど、窓が無い部屋ってあったか？｣
｢うーん。教室には全部窓付いてるし｣
｢倉庫、だ｣
職員室で悩む私とベル君に、ザンザス君が弱弱しい声で教えてくれた。
確かに倉庫には、窓が無かったように思う。
私はザンザス君にお礼を言って、ベル君と急いで倉庫に向かった。
倉庫に行くと、其処には沢山のボンベが置かれていた。
ボンベに囲まれるように座っているレヴィ先生には、手足に枷が付けてある。
一人ではとても脱出出来そうに無い。
｢ぬっ。貴様ら、あまり此処に長居しない方が良いぞ｣
｢は？ どう云う事だよ。
って、なんだこれ？｣
部屋の下に溜まっている緑色のガスを見、ベル君が尋ねた。
｢毒ガス、と、俺を閉じ込めた仮面の男はそう言っていた。
非常に重いガスだから、今はまだ床の方に溜まっているが、ガスが口の高さまで満ちた時点で、俺は死ぬのだと。
クソッ、あの忌々しい仮面の男め！｣
｢何だよ、それ｣
｢それに、この手枷と足枷も｣
｢ああ。何とかならないか試してみたが、俺の力ではどうにも出来なかった。
ゴホッ、ンン……｣
嫌な咳だ。
眉を顰める私に、ベル君が囁く。
｢あんま時間が無いみたいだぜ｣
｢うん。まずはガスを止めた方が良いよね。
それからレヴィ先生の手枷と足枷を外す事を考えよう｣
ラッキーアイテム
ベルのティアラ
ラッキー死ぬ気の炎
雲の炎
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作者名：ポアンナ | 作成日時：2018年3月17日 13時
