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「Aおねーたーん！！」
『あら、久しぶりね……ごふっ』
「お嬢！？」
夕焼けの草原第一王子 チェカがAに抱きついた…というよりも体当たりをしたの方が正しい
『相変わらずお元気なことで…』
「あのね！おじたんを探してるの！
あ、あと！おねーたんも凄かったよ！
グンッって魔法凄かった！今度教えて！」
『それはあなたのおじたんに聞きなさい…』
Aは体当たりされたところを摩りながら、チェカを抱っこする
『レオナ様のところに行ってくるから』
「はーい」
ディアンと別れ、二人は保健室に向かった
「あーっ！おじたん！やっと見つけた！」
その場にふさわしくない甲高い子どもの声が保健室に響く
「レオナおじたん！」
「あ〜……クソ。うるせぇのが来た
A。なんで連れてきた」
『いやー王子の願いを断るにはいかないので
……まあ、ただ単にレオナ様の困った顔を見たいだけなんですけどね』
「レオナ、おじ………たん？」
「この毛玉は兄貴の息子のチェカ
……………………俺の甥だ」
ニコリと可愛らしい笑みを浮かべるチェカ
周りはレオナに甥がいることにびっくりしている
「ってことは、これが王位継承権第一位の……？」
「おじたんの試合カッコよかった！今度帰ってきたら、僕にもマジカルシフト教えて！」
「わかった。わかったから、大声出すな
お前、お付きのヤツらはどうした？今頃泡食って探してるぞ」
「おじたんに早く会いたくてみんな置いてきちゃった。えへへへ
Aおねーたんが頑張って走ってくれたんだよ！」
『ほんと、いつか私を犯罪者にされるんじゃないかとヒヤヒヤする』
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作者名：ぽてち | 作成日時：2024年3月3日 12時
