10話 ページ12
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この本丸に来て1週間くらいだった気がする
『どこにあるのかな』
いつもつけてる蝶の髪飾りを無くしてしまった
それも両方
この日は手合わせだったから、きっと道場にあると思ってたんだけど
探しても見つからない……
『風で飛んで行っちゃったのかな？』
「そこのお嬢さん」
声のした方向に振り向くと小竜景光と謙信景光がいた
そういえばこの2振りと何気に喋ってないと思う
だって避けてたもん
皆、私の事雑い扱いするから……
『えーと、何か？』
小竜「これ、落し物だ」
『あ！
その髪飾りどこで！？』
小竜の手には蝶の髪飾りがあった
謙信「風で飛ばされてきたんだぞ
きっとAさんに渡したかったんだと思ぞ」
あー、だからさっきから風が吹いたり吹き止んだりしてたのか
その影響で洗濯物がすごい被害にあってた
ごめんね…歌仙……
『でも、ありがとう！
失くしたかと思ったんだよね』
私は小竜から髪飾りを受け取る
部屋に戻ってまた姫鶴に結ってもらわなきゃ
そう思って道場から出てこうとするといきなり小竜に手を掴まれる
『えーと、なに？』
小竜「俺に結わせてくれない？」
『は？』
小竜「１回結ってみたいと思ってたんだよね
届けに来たお礼にってね」
謙信「僕もしたいんだぞ！」
すごい圧がくる…
『……わかったよ…』
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凛音 - この作品が大好きです！続きを楽しみに待ってます！応援しています！頑張ってください！ (9月25日 17時) (
レス) @page34 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
あさき(プロフ) - 大好きです！ (9月5日 17時) (レス) @page34 id: 2e9509526a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽてち | 作成日時：2022年10月4日 20時
