C sixty-nine ページ30
狙撃部隊による遠距離狙撃で、最前列にいた兵士だけでなく、群がっていた数多の兵士が転がり落ちる。それを合図に、前線の部隊は一斉に突撃した。
《爆弾は解除した！思いっきり戦ってくれ！》
｢ほんなら遠慮なく。｣
駆け出したのは一斉だった。短期間の訓練のみでろくな技術もないスライブ国兵士はばたばたと倒れていくのみ。入口へはすぐに辿り着いた。
《ロボロ、着いたで。》
《OK、ゾム。玄関前のセンサー及び全ての機能は乗っ取って停止させた。内部に敵の気配なし。爆発物もない模様。侵入許可。》
《了解。》
バンッと扉を蹴破り、一階に突入する。ロボロの報告通り、ここには人気がなく、機械も全て止まっていた。
｢よし、こっから降りんねんな？｣
｢はい、奥のエレベーターで行くんですけど…ロボロさんに確認とって貰えます？多分この下軍の層なんで、さっきの奴らより骨のある奴らがわんさといると思います。｣
｢…通過できひんの？面倒くさい。｣
｢エレベーターは一階ごとしか進まない仕様なんですよ。降りたら次のエレベーター探さないとって感じで。｣
｢かー、面倒くせぇ…！そんなんでようここで過ごせるな。｣
ショッピがロボロに伝令を送る。
｢…そうっすね。ぴくとさんが言ってた通り、軍がエレベーター前ガン待ちっすわ。｣
｢まぁそうなるわな。｣
｢それ知った所で回避できないですしね。｣
｢構えとけよってだけか。｣
｢…てか、皆さんどうやって行くつもりっすか？わざわざ何回にも分けて兵士突入させようってんじゃないですよね？｣
｢その他にどうすんねん。｣
｢でも効率悪いっすよ。｣
コネシマとショッピが話す横で、ゾムが何かを思いついたのかエレベーターに近付く。
｢…ゾムさん、何してるんですか？｣
｢あー、ぴくとさん、離れとき。｣
離れる間もなく、ゾムはいきなりエレベーターの扉を無理やりこじ開けた。ボタンなんて見向きもしない。ぴくととシャオロンが目を丸くする。
｢えっちょ！何してるんですか！？｣
｢ゾム何しとるん！？｣
｢え？こうしたら、1回降りたエレベーターの屋根の上に乗って、多分屋根外れるとこあるからそっから突撃できるんじゃないかなって。｣
｢え…どゆこと？｣
コネシマとショッピも興味深そうに振り向く。
｢ドア壊すやろ？んで、1回俺らでエレベーター乗って突っ込む。で、エレベーターの天井開けといて、下がったエレベーターの屋根から残りの兵が降りて来れば、行けるやん？｣
ゾムは悪い顔で笑った。
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壱(プロフ) - 初コメです この作品ずっと見てます！！大好きです！ 神作品ありがとうございます！ (2022年1月14日 10時) (
レス) id: 135ae75002 (このIDを非表示/違反報告)
ぽいぽい(プロフ) - 紫陽花さん» 読んでくださってありがとうございます！お客様が神様の精神でやっております^ ^いずれにしても、嬉しいお言葉ありがとうございます！ (2019年10月23日 20時) (レス) id: 05af6d92c8 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花 - 最近読んだんですけど神ですかね？神ですよね！本当に好きです！ (2019年10月23日 19時) (レス) id: d538ff0020 (このIDを非表示/違反報告)
ぽいぽい(プロフ) - 鈴蓮さん» おぅっ！？鈴蓮さんありがとうございます！まさか読まれているとは…くそ長い作品にお付き合い頂き、本当にありがとうございます！ (2019年10月16日 12時) (レス) id: 05af6d92c8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蓮(プロフ) - 完結おめでとうございます！(*´∇｀*) (2019年10月16日 12時) (レス) id: 4a95fce3d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽいぽい | 作成日時：2019年7月27日 20時
