C sixty-two ページ23
いよいよ開戦が近付いてきた。国の警備も固めながら、フューラー帝国軍はスライブ国の隣国に協力を要請し、軍をそちらに進めた。現在幹部らと総統は、作戦会議を開いている最中である。
｢前半、俺とトントン、オスマン、エーミールは本部に残る。｣
｢救護部隊はどこにいればいい？｣
｢救護班は国境線沿いにある建物を借りているので、そこで待機。運ばれてきた奴の治療に関してはそちらに全て任せる。｣
｢分かったわ。｣
｢あとは、どの隊をどこに突っ込ませようかな…。｣
グルッペンが考えているのを眺めながら、ゾムがコソッと隣のコネシマに話しかける。
(なぁ、俺以外の奴は皆自分の隊持ってんの？)
(んー、ショッピは俺の隊で副隊長として居るけど、基本皆そうやな。他に持ってないのは…まぁ総統のグルッペンと、監視長のロボロと、ちょくちょくしか帰ってこうへん兄さんかな。)
(誰がどんな隊持っとるん？)
(ま、見てれば分かんで。)
コネシマが促すと、グルッペンが喋り出した。
｢では…今回暗殺部隊は特攻部隊と共に前線を頼んだ。シャオロン、コネシマ、部下の誰も死なせないように。｣
｢了解。｣
｢おう。｣
コネシマとシャオロンは一瞬目を合わせ、同時に頷いた。グルッペンが続ける。
｢次、狙撃部隊は前線から離れたところでスナイプしてもらう。勿論敵からの遠距離射撃と、味方への誤射を注意しろよ。いいな、大先生。｣
｢大丈夫やって。今回はガバせんよ。｣
どの幹部も信用の欠けらも無い視線を投げかける中、鬱先生はいつもの様にへらりと笑った。
｢んじゃ次、接近銃撃部隊は暗殺部隊と特攻部隊の後ろから援護射撃、その背中は戦闘部隊で守れ。前線が崩れた時は、ここと狙撃部隊で立て直すからな。あ、でもトントン前線行くんだっけ？｣
｢その方がええかなとは思っとるけど。｣
｢じゃあ銃撃部隊の指揮もひとらんに頼んでいいか？｣
｢まじ？まぁいいよ。｣
ひとらんらんがマスクを直してから頷いた。
｢後は…ロボロよ、国衛部隊の方からなんか連絡来てる？｣
｢いや、今のところ何も。｣
｢流石オスマン。警備体制強化してきたやろ。｣
｢そりゃ勿論。いつもは日焼け防止と書類仕事で外に出えへん俺が直接指導してんから。｣
｢日焼け防止が先決なんやねw｣
｢よし。後は…エミさんの部隊は？｣
｢ロボロさんがハッキングしたカメラの映像の監視と情報報告を。｣
｢OK。ぬかるなよ。｣
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壱(プロフ) - 初コメです この作品ずっと見てます！！大好きです！ 神作品ありがとうございます！ (2022年1月14日 10時) (
レス) id: 135ae75002 (このIDを非表示/違反報告)
ぽいぽい(プロフ) - 紫陽花さん» 読んでくださってありがとうございます！お客様が神様の精神でやっております^ ^いずれにしても、嬉しいお言葉ありがとうございます！ (2019年10月23日 20時) (レス) id: 05af6d92c8 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花 - 最近読んだんですけど神ですかね？神ですよね！本当に好きです！ (2019年10月23日 19時) (レス) id: d538ff0020 (このIDを非表示/違反報告)
ぽいぽい(プロフ) - 鈴蓮さん» おぅっ！？鈴蓮さんありがとうございます！まさか読まれているとは…くそ長い作品にお付き合い頂き、本当にありがとうございます！ (2019年10月16日 12時) (レス) id: 05af6d92c8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蓮(プロフ) - 完結おめでとうございます！(*´∇｀*) (2019年10月16日 12時) (レス) id: 4a95fce3d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽいぽい | 作成日時：2019年7月27日 20時
