C fifty-four ページ15
｢えっと、取り敢えず研究施設の構造と内容ですかね？｣
ぴくとが話し始める。
｢研究施設は地上に1階分と、地下に6階くらい。ゾムさんに破壊されてから、それまで無いに等しかった軍備を整えて、しかも電撃突破されないように研究所の階と軍の警備する階を交互に設置したんですよ。階数は少なくなってますけど、その分1階毎の内容は濃くなってますね。広さも拡大されてるし。｣
ゾムは成程、と頷きながら聞いている。
｢地上1階は入口からセンサーが張り巡らされてて、カメラもバチバチに置かれてます。その後、ボディーチェックとか金属探知を通過した後、消毒する為の機械があって、その後にやっとエレベーターです。一本道ですけど、兎に角チェックが多いだけですね。あ、あと階段とかはないっすね。多分攻め込まれた時一気に降りられないようにって事だと思います。エレベーター壊そうにも壁とか強化素材で爆破出来るか分かりません。
そこからは軍の奴らが蔓延ってる階、能力研究の階ってのが最後まで続いてます。｣
大まかなとこはそんな感じですかね、とぴくとが言うと、グルッペンが質問をする。
｢特に危険そうな階は？｣
｢そうですね…。言っちゃえば、軍の奴らなんかはそんなに恐るべきって感じではないですね。ぱっと見た感じ、こっちの方が統率取れてるし、武力としての働きは比べ物にはならないと思いますけど…。
用心すべきなのは、やっぱり研究所ですね。危ない薬品とかガスとか、多分護身用とか言いながらバチくそ危ない武器とか持ってると思います。
それから…もしかしたら最終手段として、研究施設崩壊ボタン的なのあるかもしんないです。｣
｢流石にそこまでする？｣
｢や、外道ちゃん、甘く考えん方がいい。必要最低限のもの持ち出して建物を崩壊させるって手だってあんねんから。｣
｢そうか…やられたら流石に生き延びれるか不安だな…。生き埋めってことだもんね。｣
オスマンが言うと、ひとらんらんは苦笑した。そんな会話を聞いたぴくとは今更ながら｢この人達何者なんだろ…｣と少し寒気を覚えた。
｢核研究は？｣
｢バッチリしてた気がしますね。関係者でも立ち入りが厳しいところ何ヶ所かありましたから。爆発物と核はあるって考えた方がいいと思いますよ。｣
｢成程…やはり頭のおかしな連中だな。核にも手を出す余裕があるなら国の状態にも目を向ければいいものを…。｣
グルッペンの口から零れた言葉に並々ならぬ怒気を感じて、ゾムは少し首を傾げた。
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壱(プロフ) - 初コメです この作品ずっと見てます！！大好きです！ 神作品ありがとうございます！ (2022年1月14日 10時) (
レス) id: 135ae75002 (このIDを非表示/違反報告)
ぽいぽい(プロフ) - 紫陽花さん» 読んでくださってありがとうございます！お客様が神様の精神でやっております^ ^いずれにしても、嬉しいお言葉ありがとうございます！ (2019年10月23日 20時) (レス) id: 05af6d92c8 (このIDを非表示/違反報告)
紫陽花 - 最近読んだんですけど神ですかね？神ですよね！本当に好きです！ (2019年10月23日 19時) (レス) id: d538ff0020 (このIDを非表示/違反報告)
ぽいぽい(プロフ) - 鈴蓮さん» おぅっ！？鈴蓮さんありがとうございます！まさか読まれているとは…くそ長い作品にお付き合い頂き、本当にありがとうございます！ (2019年10月16日 12時) (レス) id: 05af6d92c8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴蓮(プロフ) - 完結おめでとうございます！(*´∇｀*) (2019年10月16日 12時) (レス) id: 4a95fce3d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽいぽい | 作成日時：2019年7月27日 20時
