空と七つの星 -03- (ページ20)

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【 you 】

出来上がったパスタを2人で黙々と食べる。

なんとなく気恥ずかしくて、お互いに話し出せなかった。

北「Aちゃんは、俺のこと、好きでいてくれる？」

私より少し早く食べ終わった北斗くんは、フォークを置くなりそう聞いてきた。

「うん。私は今、目の前にいる北斗くんが好き。」

北「他の俺はダメなの？(笑)」

「そうじゃなくって、SixTONESでいるときのキラキラしててカッコいい北斗くんはファンとして好き。でも、普段の北斗くんは私だけの北斗くんでしょ？」

北「うん(笑)」

2人でお皿を片付けながらキッチンに並ぶ。

北「ねえ、さっきも言うか悩んだんだけどさ、言ってもいい？」

ちょっと改まった北斗くんに緊張する。

「え、うん？」

北「なんか、夫婦、みたいじゃない？」

「あ、え、うん。(笑)」

北「あ、やっぱ、ちょっと違った？ごめn」

「だって、すごい真剣そうに言うから！それだけ！」

そのあとは2人でファンクラブの封筒の開封式をしたり、

YouTubeを見たり、ドラマを見たり。

こんな時間を2人で過ごせるなんて、

初めて会った時には思いもしなかった。