５１ 祝福の言葉に ページ40
＝再びA視点＝
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聖帝に報告と謝罪をして、家に帰った。
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「たっ…、ただいま…」
「お帰り、Aちゃん！」
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私を迎えてくれたのは、花のような笑顔を浮かべるチヒロさん。
廊下を全速力で走ってきて
ズルッ。
ゴンッ！
転んだ。しかもおでこから…。
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「あぅ〜…」
「だ、大丈夫ですか？」
「へ、平気だよ？ちょっと擦っちゃったけど。」
「擦ったどころか血ぃダラダラじゃないですか！！ちょ、早く手当てしましょう！？」
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「大丈夫だよ！」を連呼するチヒロさんを説得し、湿らせたティッシュで止血をして、ガーゼを張った。
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「あはは…。ダメだなぁ、私。活躍してきた娘を迎えようとしただけなのに、逆にこんな事になっちゃって…。」
「？…どういう事ですか？」
「私、見てたよ！スタジアムで、Aちゃんの姿！」
「え…来てたんですか？」
「もっちろん！Aちゃん何にも言ってくれなかったけど、修也さんとかからちゃんと日にちとか時間は聞いてたんだから！」
「あ…」
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そういえば、私は何も言ってなかった。
試合の事はおろか、学校での様子(あまり話すことではないにしても)、とか…
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「ごめんなさい…」
「ん？」
「話さなくて…ごめんなさい。」
「…」
「…」
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しばらくリビングは静寂で包まれ、私は目をキツく閉じた。
怒られる…。
絶対、怒られる…
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「めっ。」
ピンッ
「っ！？」
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おでこにちょっと強い衝撃。
目を開くと、苦笑したチヒロさんの顔と、手が見えた。
これ、もしかして……デコピン？
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「私達、家族なんだよ？話してくれないと……寂しい。」
「っ…ごめんなさい」
「だから、これからはちゃんと話してね？あと、１週間は経ってるんだから『チヒロさん』は無しっ！『お母さん』って呼んで？」
「！……はいっ…」
.
瞬間、ギュゥッと抱きしめられる。
すごく…暖かかった。
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「……って、言うべきことが違った！」
「は…？」
「Aちゃん、地区決勝、優勝おめでとう！！」
「！！」
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祝福の言葉に、気付いたら泣いていた。
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革ベルト
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上総(プロフ) - 急にごめんなさい、�兇離僖好錙璽俵気┐堂爾気ぁ�お願いします (2016年6月11日 19時) (
レス) id: ef86cc2fbb (このIDを非表示/違反報告)
ファイ(プロフ) - キノコさん» 早かったですか？自分的に長かったです＾＾； これからもよろしくお願いします＾＾ (2012年8月28日 21時) (レス) id: d453fe6e89 (このIDを非表示/違反報告)
ファイ(プロフ) - 龍夏さん» ただいま！！これからもよろしく！ (2012年8月28日 20時) (レス) id: d453fe6e89 (このIDを非表示/違反報告)
ファイ(プロフ) - ウハさん» 復活しました！これからも読んで頂けると嬉しいです＾＾ (2012年8月28日 20時) (レス) id: d453fe6e89 (このIDを非表示/違反報告)
ファイ(プロフ) - 哀さん» 喜んでもらえて嬉しいです！ コメありがとうございました＾＾ (2012年8月28日 20時) (レス) id: d453fe6e89 (このIDを非表示/違反報告)
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