４９ 諸星先輩、野球部抜けるってよ。 ページ38
＝第三者side＝
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殆ど観客がいなくなったスタジオの観客席で、諸星哲と琉堂イエスはいた。
二人とも、A達の試合を見ていたのだ。
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「いんやー！やっぱ試合っつーのは盛り上がるねぇ！！」
「…っるせぇ。おいサル、俺は帰るぞ。」
「ちょ、置いてくなって、イエス！」
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何気に小学校高学年ぐらいから顔見知り(といっても、イエスは殆ど覚えていなかった)だった二人。
仲が良さそうに見えるかは微妙である。
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「すごかったよなぁ…！あんなキラキラした試合、久しぶりに見た！」
「チッ…。ただの球蹴りだろーが。」
「いやいや、そんなことねーって！」
「…」
「……なぁ、イエス、俺、思うんだけどさ。」
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急に真面目な顔になる諸星。
その表情に、悲しみが混じっているのにイエスは気付いた。
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「俺、野球部離れるわ。」
「…」
「山本が、全然練習に来ねーんだ。俺の力不足だったかもだけど、今年の大会負けちまったし…。何か、今の野球が楽しくねーんだよな。」
「…好きにすれば良いだろ。俺に言うな。」
「おっ、その言葉を待ってたぜ。……ありがとうな、イエス。踏ん切りついたぜ」
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そう、彼は迷っていた。
これから野球を続けるか否かを。
彼としては、野球は好きだし、また続けたいと思っていた。
しかし、今の野球部の雰囲気に付いていけないものがあったのだ。
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森川が「Aに苛められた」と言い触らし、Aに制裁という名の暴力が振るわれるようになった頃……
丁度そのくらいからだったろうか。
山本が、ちょくちょく練習を休み始めたのだ。
小さい事は特に気にしない気質の諸星は、最初の内こそ「色々都合があるんだろう」と考えて、笑って許していた。思えば、それはこの２年間で築き上げた絆のお陰だったわけだが…。
しかし、それはどんどん増えていき、一週間来ないこともざらになった。
だんだん部内が不穏な空気になる中、それでも諸星は山本を信じ続けた。
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ラッキーアイテム
革ベルト
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上総(プロフ) - 急にごめんなさい、�兇離僖好錙璽俵気┐堂爾気ぁ�お願いします (2016年6月11日 19時) (
レス) id: ef86cc2fbb (このIDを非表示/違反報告)
ファイ(プロフ) - キノコさん» 早かったですか？自分的に長かったです＾＾； これからもよろしくお願いします＾＾ (2012年8月28日 21時) (レス) id: d453fe6e89 (このIDを非表示/違反報告)
ファイ(プロフ) - 龍夏さん» ただいま！！これからもよろしく！ (2012年8月28日 20時) (レス) id: d453fe6e89 (このIDを非表示/違反報告)
ファイ(プロフ) - ウハさん» 復活しました！これからも読んで頂けると嬉しいです＾＾ (2012年8月28日 20時) (レス) id: d453fe6e89 (このIDを非表示/違反報告)
ファイ(プロフ) - 哀さん» 喜んでもらえて嬉しいです！ コメありがとうございました＾＾ (2012年8月28日 20時) (レス) id: d453fe6e89 (このIDを非表示/違反報告)
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