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ー何だこの人、めっちゃ可愛いなぁ
Aは心の中で思った。
『カミーユって、とってもモテそうですね』
Aの言葉に、カミーユは「まあ！」と口に手を当てて驚いた。
「むしろ、貴女の方ですわ。色んな方に言い寄られているのでは？」
そう問われ、Aは脳裏に数人の顔が浮かんだ。
カミーユは再びフフフ、と可笑しそうに笑う。
「ほら、今何人か考えたでしょう？貴女ってわかりやすいですわね」
『…そ、そうですかね？』
Aはなんとも言えない表情をして言った。
カミーユは、ニコニコと笑う。
「A、わたくし、人の恋のお話が大好きなのです。是非、貴女のも聞きたいわ！」
『ええ〜っ』
「いいじゃない、減るものじゃないですし。それで？何人から告白を？」
『…カミーユ、何かキャラ変わってません？』
すると彼女はクスクスと笑った。
「酔ってしまったかも。さあ、わたくしの質問にお答え下さいな」
楽しそうに言われ、その姿が本当に可愛くて、Aは仕方なく溜め息をついて微笑んだ。
『私、貴女に弱いかも。そうですね…うーん…5人ぐらい？』
「まあ！貴女って、本当にモテるのね」
『うーん…』
Aが困った様に言うと、カミーユが少し考えてから言った。
「…その中のどなたかと、結婚するおつもりはないの？」
『え、結婚！？』
「ええ、可笑しいかしら？だって貴女ももう、そんな事を考える年齢では？」
ー結婚、か…
今まで頑なに誰とも一緒にならない、と決めていた。
それはいずれ元の世界へ戻る事になると思っていたから。
でもそんな事も無くなった今、自分の未来について考えてもいいのかもしれない。
目の前の彼女は、婚約指輪を幸せそうに眺めている。
大好きな人と一緒に人生を歩むって、素晴らしい事だと思う。
そう思うと、無性に、自分も誰かと共に生きたいという気持ちになってきてしまう。
『…私、貴女に感化されちゃったかも』
ポツリと言うと、カミーユは微笑んだ。
「まあ、良かったですわね！貴女が幸せになる事を願って、もう一度乾杯しましょう」
『ありがとう』
2人はその後も楽しい話をしながら、飲み明かした。
Aは久しぶりに楽しい気持ちになった。
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piyo(プロフ) - 絢姫さん» 絢姫様、コメントありがとうございます(^^)とっても嬉しいお言葉…！精進します。これからもよろしくお願いします！ (2019年11月23日 22時) (
レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
絢姫 - とても面白いです！ 久々に時間を無視して読みました！これからも、応援します！ (2019年11月23日 16時) (レス) id: df8558907b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：piyo | 作成日時：2019年11月16日 22時
