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Aがホグワーツを去ってから数ヶ月が経った。
新しい環境に、やっと慣れてきたというところだ。
マクシーム校長を始め、教師達も生徒達も、とても良くしてくれている。
Aには新しい教師用の私室を与えられ、授業を行う教室も広いものを与えられた。
ホグワーツと違うのは、その１つ１つに上品な装飾が施されているところだった。
申し分無い待遇に文句の付けようも無かったのだが、ただ一つだけ、Aには不満に思う事があった。
それは、彼女の外出についてだ。
出国禁止は勿論の事、更に外出時には許可が必要で、どこへ行くにも学校に申請する必要があった。
恐らくこれは、ダンブルドアが一枚噛んでいるのだろう。
その為、Aは休日にも外に出る気が起こらず、退屈な日々を過ごしているのだった。
『…うぅ〜、皆に会いたいよ〜』
ベッドに横になり、ゴロゴロと転がる。
仰向けになり、天井を見上げて溜め息をついた。
ーコンコン
ドアをノックする音が聞こえる。
『はーい』
Aはのそりとベッドから起き上がって、ドアへ向かった。
ガチャ、とドアを開ける。
「Ms.A、お届けものですわ」
Aのお世話係をしてくれている者が、手紙を二枚、渡してきた。
彼女の名前はカミーユと言う。
ブロンドの髪の毛を結い上げて、メイドの様な格好をしている。
この人はとても英語が堪能で、いつも助かっていた。
『ありがとうございます』
「…また、マグルが郵便配達をしてきたのです。当校の住所付近で彷徨っていましたから、いつもの様に受け取ってきましたわ」
彼女は困ったように言ったが、そこまで気を悪くしていないようだ。
『いつもすみません…フクロウ便を使えればいいのですが』
「仕方の無い事ですわ。マクシーム校長も、それは極力避けた方が良いとおっしゃっていましたし…また返信なさるのなら、おっしゃって下さればわたくしが出して参りますわ。それでは、失礼します」
『本当に助かります。ありがとうございます』
会釈をしてドアを閉める。
Aは早速ソファーに座り、嬉しそうに封を開けた。
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piyo(プロフ) - 絢姫さん» 絢姫様、コメントありがとうございます(^^)とっても嬉しいお言葉…！精進します。これからもよろしくお願いします！ (2019年11月23日 22時) (
レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
絢姫 - とても面白いです！ 久々に時間を無視して読みました！これからも、応援します！ (2019年11月23日 16時) (レス) id: df8558907b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：piyo | 作成日時：2019年11月16日 22時
