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「…何でも良いのです。やりたい事はありませんか？」
『え〜…どうでしょう…そうですね…』
Aは仕方なく、唸りながらも考えた。
ー魔法省勤務や医療従事者、ドラゴンの研究…等、色々あるけれど。
しばらくして、頭を掻きながら呟く様に言った。
『…しいて言えば、興味ある事といえば、この学校の教師とか。アー…いや、やっぱ何でも無いです』
「まあ！良いじゃないですか！それはわたくしも賛成です。貴女のその人望なら、立派に務め上げられる事でしょう」
珍しく、マクゴナガルが嬉しそうに微笑んだ為、Aは身を縮めた。
『…でもやっぱり、実際もし働くとなったとしても、責任ある仕事はちょっと…選ばないと思います』
「どうしてです？」
『だって、いつ居なくなるかもわからないのに、そんなフワフワとした状態で生徒達を教えるなんて。無責任過ぎますしね…』
Aは困った様に笑った。
しかしマクゴナガルも非常に哀しげな顔をしたので、Aは焦って取り繕った。
『周りの友人達には主婦になりたい、とでも言っておきます。先生、この後ピーターの進路指導でしょ？』
「…ええ」
マクゴナガルは、ピーターの名を聞くと、目頭を指で押さえ深く溜め息をついた。
彼にも手を焼いているんだなあ、と思いながらAはマクゴナガルを眺めた。
『…そろそろ行っても良いですか？』
「…ええ。わかりました。進路指導はこれで終わりです。行ってよろしい」
『ありがとうございました』
研究室を出る際に、マクゴナガルの事をチラッと見たが、彼女はずっと哀しげな表情を浮かべていた。
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piyo(プロフ) - Lilyさん» Lily様、初めてのコメントをこの作品にしていただき、とても嬉しいです(^^)ありがとうございます！とても励みになりました…（自己満になっていないか、楽しんでいただけてるのか不安だったので^^;）これからも精進します！よろしくお願いします！ (2020年8月20日 22時) (
レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
Lily - コメント等は初なもので…変だったらすみません｡今日いちばん最初のお話を読んでからめちゃくちゃハマってしまって最後まで一気読みしてしまいました笑 すごくこのお話好きです｡面白いし幸せな気分になれます♪ これからどうなるのか楽しみです^^* 応援してます！ (2020年8月20日 15時) (レス) id: 1189c26aa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：piyo | 作成日時：2020年7月12日 22時
