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医務室にて。
Aはマダム・ポンフリーに許可を貰い、薄暗い部屋の中を1番奥へと目指して歩いた。
マダムは「ちょっと所用で離れるわね」と言って医務室から出て行った。
ベッドが連なるが、現在使用しているのは２つだけだった。
ーあれ、A…？
ジェームズがAの存在に気付いたが、どうやら自分が目的で来たのでは無い事がすぐにわかった。
彼女は真剣な顔をしていたからだ。
そしてそのままジェームズのベッドを通り過ぎ、奥のベッドに向かって行った。
1番奥のベッドでは、レギュラスが目を閉じて仰向けに寝ていた。
しかし、Aが近づくと、ゆっくりと目が開いた。
月明かりが彼を照らし、白い肌が一層浮かび上がって見えた。
「…おや、珍しい来客ですね」
『こんばんは…具合はどう？』
「貴女の姿を見たら、平気になりました」
レギュラスはクスッと微笑んだ。
Aは一瞬困った様な泣きそうな顔をしたが、溜め息をついて頭を振った。
「…どうかしましたか？」
『いや、あのね…今日ここへ来たのは、話があって…』
どもりながら言うAを、レギュラスはジッと見つめていた。
『あの…レギュラス君。私の杖が無くなった時、声を掛けてくれて助けてくれてありがとう』
Aは震える手をギュッと握り締めて続けた。
どうしても彼の顔を見る事が出来ず、俯いてしまう。
『…リナリアの花もありがとう。あの時、風が吹いて花を持ってっちゃったんだけどね…でも、綺麗だった』
「…そうだったんですか」
『それと…今回の試合、私の為に戦ってくれてありがとう…驚いたけど…嬉しかった』
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piyo(プロフ) - Lilyさん» Lily様、初めてのコメントをこの作品にしていただき、とても嬉しいです(^^)ありがとうございます！とても励みになりました…（自己満になっていないか、楽しんでいただけてるのか不安だったので^^;）これからも精進します！よろしくお願いします！ (2020年8月20日 22時) (
レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
Lily - コメント等は初なもので…変だったらすみません｡今日いちばん最初のお話を読んでからめちゃくちゃハマってしまって最後まで一気読みしてしまいました笑 すごくこのお話好きです｡面白いし幸せな気分になれます♪ これからどうなるのか楽しみです^^* 応援してます！ (2020年8月20日 15時) (レス) id: 1189c26aa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：piyo | 作成日時：2020年7月12日 22時
