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そして今に至る。
ーああ言ったは良いものの、この状況は自分にとってかなり辛いものがあるな…
フゥ、と溜め息をつく。
背後では、彼らの寝息が聞こえる。
あれからどのぐらいの時間が経ったのだろう。
リーマスは改めて、目の前の彼女に目を向けた。
ーああ、やっぱり可愛いなぁ…
困った様に眉尻を下げ、再び溜め息をついた。
初めて見た時から、僕は君に心奪われてしまった。
屈託の無いその笑顔に、少しおっちょこちょいな所に、
何にでも一生懸命に頑張る姿に…
目が離せなくなってしまった。
これから先も彼女が自分のものになる事は無いけれど、この淡い恋心は、自分だけの秘密にしたい。
そして誰にも踏み入れさせたくはない。
ーA…
熱のこもった眼差しを彼女に向けると、それを感じたからなのか、彼女は眉をひそめて悩ましげな表情をした。
『…うぅー…ん…』
そう唸る様な声がしたかと思った次の瞬間、
ギュッ
突然、Aがリーマスに腕を回して抱きついた。
「……！！！」
ーえ！！A！？
リーマスは目を見開いて焦った。
顔の下には、すぐ彼女の頭がある。
洗い立ての髪の毛から、シャンプーの香りがする。
ーうわ、すごく良い匂いがする……じゃなくて！！
必死に煩悩と戦う。
僕の事、寝ぼけてぬいぐるみとでも思ってるのか？
ーこれじゃ、蛇の生殺しだ…！
そう思ったその時、背後から微かに声が聞こえた。
「…リーマス」
顔だけ振り返ると、奥で寝ているジェームズが起き上がってニヤニヤとしながら、こちらを見ている。
「あらま、Aってば…」
「助けてくれるかい？」
そう囁くと、ジェームズは頷いた。
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piyo(プロフ) - 高校一年生女子さん» 高校一年生女子様、初めてのコメントを当作品にして頂きありがとうございます！お気持ちがとても伝わってきました…温かいお言葉に嬉しくて震えています。お陰様でとても励みになりました！これからも楽しんでいただけるようにがんばります。よろしくお願いします！！ (2020年5月25日 10時) (
レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
高校一年生女子(プロフ) - →→語彙力がないので言葉で気持ちを伝えることができないのが悔しく残念です。 →まとめると(?)、本当に好きです大好きです！笑、出会えてよかったです。 作者様の作品が続く限り読ませていただきます。 (2020年5月25日 9時) (レス) id: 920c7a2a62 (このIDを非表示/違反報告)
高校一年生女子(プロフ) - →断片的な妄想の後に学生時代のFragmentary delusionを読むのはドキドキするのと同時に苦しさもあって時折ふと悲しくなります。色々な感情が駆け巡って想像が膨らみ...何と言ったら良いのでしょう... (2020年5月25日 9時) (レス) id: 920c7a2a62 (このIDを非表示/違反報告)
高校一年生女子(プロフ) - このようなものを書くのは初めてのためおかしい箇所があるかもしれませんがお許しください(;_;) 先日ハリーポッターの夢小説を求めFragmentary delusionのページに辿り着きました。そこからというもの、Fragmentary delusionはもちろん断片的な妄想も全て読みました。 (2020年5月25日 9時) (レス) id: 920c7a2a62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：piyo | 作成日時：2020年5月24日 21時
