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「…何故戻らなくちゃいけないの？」
『…わからない。ダンブルドアがそう言ったんだ。彼が言うなら間違いないでしょ？』
Aは深く溜め息をついた。
そして続けた。
『シリウスの事は嫌いじゃない。でも…もし付き合っても、いずれ消えちゃうんだ。…お互い悲しいだけだ』
呟く様に話すAの眼からも、涙が一筋、頬を伝った。
リリーはすかさず言った。
「それじゃ…その理由を彼に話したらどう？」
『ダメなんだ。卒業までは、私の事は話さないでくれと止められてるから』
「そんな事って…」
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・
「…それで、君はわしの所へ来たという訳じゃな？」
ダンブルドアは、優しく微笑んだ。
校長室にて。
彼の目の前には、リリーが立っている。
唇をギュッと固く結んで、頷いた。
「…リリー、Aは君の事を心からの友達だと思っておるのじゃな。本当に信頼しているのだろう」
「…私も同じです」
「素晴らしい。友情とは、かけがえのない物じゃ」
ダンブルドアは何度も頷いて言った。
「あの…私、Aから全て聞きました。ごめんなさい、口止めされていたのも知らずに、私が色々と聞いてしまったの。Aは悪くないわ」
リリーは少し俯きながら言った。
しかし、ダンブルドアは首を振った。
「良いんじゃ。別に責めとらんよ。Aが話したいと思ったのならば、仕方あるまい。彼女には、ちと酷な状況であるから、君のような存在が居て助かった…そうマクゴナガル先生とも話していたんじゃ」
「この事はマクゴナガル先生もご存知なのですか？」
「そうじゃ。逆に言えば、わしと彼女しか知らない事なのじゃ。リリー、どうかこの件は内密に願えないだろうか」
すると、リリーは意を決して言った。
「何故そうしなければいけないのですか？」
その言葉に、ダンブルドアは一瞬、悲しげな表情を浮かべた。
そしてゆっくりと話し出した。
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piyo(プロフ) - 高校一年生女子さん» 高校一年生女子様、初めてのコメントを当作品にして頂きありがとうございます！お気持ちがとても伝わってきました…温かいお言葉に嬉しくて震えています。お陰様でとても励みになりました！これからも楽しんでいただけるようにがんばります。よろしくお願いします！！ (2020年5月25日 10時) (
レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
高校一年生女子(プロフ) - →→語彙力がないので言葉で気持ちを伝えることができないのが悔しく残念です。 →まとめると(?)、本当に好きです大好きです！笑、出会えてよかったです。 作者様の作品が続く限り読ませていただきます。 (2020年5月25日 9時) (レス) id: 920c7a2a62 (このIDを非表示/違反報告)
高校一年生女子(プロフ) - →断片的な妄想の後に学生時代のFragmentary delusionを読むのはドキドキするのと同時に苦しさもあって時折ふと悲しくなります。色々な感情が駆け巡って想像が膨らみ...何と言ったら良いのでしょう... (2020年5月25日 9時) (レス) id: 920c7a2a62 (このIDを非表示/違反報告)
高校一年生女子(プロフ) - このようなものを書くのは初めてのためおかしい箇所があるかもしれませんがお許しください(;_;) 先日ハリーポッターの夢小説を求めFragmentary delusionのページに辿り着きました。そこからというもの、Fragmentary delusionはもちろん断片的な妄想も全て読みました。 (2020年5月25日 9時) (レス) id: 920c7a2a62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：piyo | 作成日時：2020年5月24日 21時
