検索窓
今日:2 hit、昨日:7 hit、合計:106,574 hit

過去6 ページ28

医「ご家族の方ですね。」




優「私は違いますが、二人はそうです。」




医「そうですか。・・・一命は取り止めましたが、まだ危険な状態です。詳しくはまた後日。あと、他のご家族への連絡をお願いしたいのですが。」




優「既にしてあります。」




優子さんがそう言うと、お医者さんは分かりました、と言い、会釈して行ってしまった。





そして治療室からべットで運ばれてお母さんが出てくる。




「『お母さん!!』」




看「今から病室にお連れします。」









病室




看護師さんについて病室にいくと、




看護師さんはお母さんに点滴を打ってから私たちに言った。




看「麻酔が解けたら目が覚めるはずです。目が覚めたらナースコールで呼んでくださいね。」




優「はい、ありがとうございます。」




看護師さんはいえ、と微笑んで病室から出ていった。









1時間ほど経ったがお母さんはまだ目を覚まさない。




優子さんとお姉ちゃんは飲み物を買いに行ってくれた。




私はお母さんのそばを離れたくなくてずっと病室にいる。









ベットの際の椅子に座り、ベットに顔をうずめる。




看護師さんはああ言っていたのに、もうずっと目を覚まさない気がして怖くなる。






『お母さん、早く起きて・・・』








そのとき、優しい手が頭に乗せられた。




顔をあげるとお母さんがうっすらと目を開けて、こちらを見ていた。





『・・・お母さん!』





そう言うと、




酸素マスクの下からあかり、と小さな声が聞こえた。





いいタイミングで優子さんとお姉ちゃんが帰ってくる。





優「百合那!」




沙「お母さん!!」




二人ともお母さんに駆け寄り、手を握る。




優子さんは泣いていた。









次の日




沙「そういえば、お父さんは帰ってくるんですか?」




優「うん。昨日連絡したら、明日帰るって言ってたから、今日来ると思うよ。あっ、ほら連絡きた。
あかり、ちょっと迎えに行ってあげて。」




『うん。』









病院のロビーに向かう。





見覚えのある背中を見つけて、駆け寄って抱きつく。





『お父さん!』




父「お、あかり。ちょっと背伸びたね。」




『えへへ。』




でもお父さんは190センチもあるのになあ。




父「あかり、病室どこ?」




『うん、こっち。』

過去7→←過去5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (42 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
60人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

おしお - それにあかりもですね・・・。あの美女2人の容姿めちゃめちゃ好きなんです・・・。 (2020年2月18日 22時) (レス) id: 12731af34f (このIDを非表示/違反報告)
おしお - はい!ハニレモ大好きです!芹那ですよね笑「那」の部分だけ変えて他はまんまモデルにしました。不快に思わせてしまったならばすみません・・・ (2020年2月18日 21時) (レス) id: 12731af34f (このIDを非表示/違反報告)
あゆ - 急ですみません。 あの、八二一レモンソーダ読まれてますか? (2019年11月9日 0時) (レス) id: d5865b86c6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:おしお | 作成日時:2018年10月9日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。