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医「ご家族の方ですね。」
優「私は違いますが、二人はそうです。」
医「そうですか。・・・一命は取り止めましたが、まだ危険な状態です。詳しくはまた後日。あと、他のご家族への連絡をお願いしたいのですが。」
優「既にしてあります。」
優子さんがそう言うと、お医者さんは分かりました、と言い、会釈して行ってしまった。
そして治療室からべットで運ばれてお母さんが出てくる。
「『お母さん!!』」
看「今から病室にお連れします。」
病室
看護師さんについて病室にいくと、
看護師さんはお母さんに点滴を打ってから私たちに言った。
看「麻酔が解けたら目が覚めるはずです。目が覚めたらナースコールで呼んでくださいね。」
優「はい、ありがとうございます。」
看護師さんはいえ、と微笑んで病室から出ていった。
1時間ほど経ったがお母さんはまだ目を覚まさない。
優子さんとお姉ちゃんは飲み物を買いに行ってくれた。
私はお母さんのそばを離れたくなくてずっと病室にいる。
ベットの際の椅子に座り、ベットに顔をうずめる。
看護師さんはああ言っていたのに、もうずっと目を覚まさない気がして怖くなる。
『お母さん、早く起きて・・・』
そのとき、優しい手が頭に乗せられた。
顔をあげるとお母さんがうっすらと目を開けて、こちらを見ていた。
『・・・お母さん!』
そう言うと、
酸素マスクの下からあかり、と小さな声が聞こえた。
いいタイミングで優子さんとお姉ちゃんが帰ってくる。
優「百合那!」
沙「お母さん!!」
二人ともお母さんに駆け寄り、手を握る。
優子さんは泣いていた。
次の日
沙「そういえば、お父さんは帰ってくるんですか?」
優「うん。昨日連絡したら、明日帰るって言ってたから、今日来ると思うよ。あっ、ほら連絡きた。
あかり、ちょっと迎えに行ってあげて。」
『うん。』
病院のロビーに向かう。
見覚えのある背中を見つけて、駆け寄って抱きつく。
『お父さん!』
父「お、あかり。ちょっと背伸びたね。」
『えへへ。』
でもお父さんは190センチもあるのになあ。
父「あかり、病室どこ?」
『うん、こっち。』
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おしお - それにあかりもですね・・・。あの美女2人の容姿めちゃめちゃ好きなんです・・・。 (2020年2月18日 22時) (レス) id: 12731af34f (このIDを非表示/違反報告)
おしお - はい!ハニレモ大好きです!芹那ですよね笑「那」の部分だけ変えて他はまんまモデルにしました。不快に思わせてしまったならばすみません・・・ (2020年2月18日 21時) (レス) id: 12731af34f (このIDを非表示/違反報告)
あゆ - 急ですみません。 あの、八二一レモンソーダ読まれてますか? (2019年11月9日 0時) (レス) id: d5865b86c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おしお | 作成日時:2018年10月9日 15時