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白布くんside2 ページ17

どんな反応をするのだろうと思っていると、彼女は真剣な目でこう言った。





華「かっこいいね。それ。」





・・・・・・っ、





昨日と同じだ。





顔に熱が集まるのが分かる。





見られたくなくて顔を背ける。





俺は「かっこいい」と言われただけで赤くなるようなヘタレではない。





はずなのに、





こいつは目を見て、あまりにまっすぐ言ってくるものだから。





ほんと・・・・何。





いっそ聞いてしまおうか。






華「どうしたの白布くん!・・・・えっと、大丈夫?」





白「・・・いや、大丈夫だけど。・・・なんなの、いきなり。」







そんな俺の問いに華原は「え、えっと」と間抜けな声を上げる。







「昨日も思ったけど・・・・なんでそんな恥ずかしいこと直接いえるの。」






華原は意味が分からないとでも言いたげな顔でこちらをみる。





そして口を開いた。





華「・・・・えっと、私、変?」





言わずもがな、俺にとっては、





「変。」





そういうと、彼女はしょぼ〜んとうなだれた。





少し言い過ぎたかな。





少なくとも俺は、華原のような思ったことをまっすぐ、素直に、相手に言えるやつには会ったことがなかった。





きっと、そんな人はなかなかいない。・・・だとしたらそれはこいつの長所なのかもしれない。






それを真っ向から否定することは間違っていたかな





だから、俺は今考えたことを伝えようと思った。






「・・・・えっと、華原、」





華「ごめんね、白布くん。これから気を付けるね・・・・」





「そうじゃなくて!さっき変って言ったけど、そう思ってんのは俺だけかもしれないし、
それに・・・・・人を正直に褒められるのって華原の長所なんじゃない。」





言ってて恥ずかしくなる。





でも伝えたかった。






華「でも、白布くんは困るんでしょ・・・?」






・・・・そんなわけないじゃん。





「・・・別に、俺が慣れればいいんだし、・・・・・そういうとこ嫌いじゃないし。」





最後のは完全に無意識だった。





やっぱ、今日、俺おかしいんだ。





華「・・・・ありがとう。・・優しいね、白布くん。」





華原が笑いながら言った。





・・・・・もう、




「・・・・・だから、そういうとこだって。」

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おしお - それにあかりもですね・・・。あの美女2人の容姿めちゃめちゃ好きなんです・・・。 (2020年2月18日 22時) (レス) id: 12731af34f (このIDを非表示/違反報告)
おしお - はい!ハニレモ大好きです!芹那ですよね笑「那」の部分だけ変えて他はまんまモデルにしました。不快に思わせてしまったならばすみません・・・ (2020年2月18日 21時) (レス) id: 12731af34f (このIDを非表示/違反報告)
あゆ - 急ですみません。 あの、八二一レモンソーダ読まれてますか? (2019年11月9日 0時) (レス) id: d5865b86c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おしお | 作成日時:2018年10月9日 15時

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