"大好き"と言いたくて…(2) (ページ6)

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五十五話:生きる力ページ6

ピ｢ピカッ、ピィーカッ！(見て、フシギソウ達が！)｣

｢｢んっ？…あっ！？｣｣

振り返るとフシギソウ達の身体が再び光り始める。

ゴ｢進化が始まった！｣

｢｢バーナッ！｣｣

フシギソウ達はフシギバナへと進化し、立派な花を咲かせる。

サ｢フシギバナ！｣

ピ｢ピカッチュウー！(凄ーい！)｣

"フシギバナ、たねポケモン。くさ、どくタイプ。十分な栄養と太陽の光が花の色を鮮やかにすると言われ、花の香りは人の心を癒す"

ヒュゥゥ…

｢｢あっ…｣｣

.+*:゜+。.☆

｢｢ダネ～｣｣

フシギバナ達が放った花粉が風に乗って街に向かって飛んで行く。

その頃…花粉を浴びた種と蕾が綺麗な花々を咲かせ、人やポケモン達を笑顔にしていた。

｢｢わぁー！…っ！？｣｣

フ(ダ)｢ダネ～｣

フシギダネの身体が光り始め…

フ(ソ)｢ソウッ！(やったー！)｣ニコッ

フシギソウへと進化した。

ゴ｢フシギバナは風で花粉を飛ばすために、わざわざここまで来たんだなー！｣

サ｢…嗚呼。これが、ゴウの言ってた"生きる力"ってやつか。ポケモンってやっぱすげー！｣

ピ｢ピィーカッチュウ！(そうだね！)｣

言葉の意味をやっと理解し改めて感動した。助けてばかりでは己の力だけで自然界を生き伸びることが出来ないということを…。

ゴ｢嗚呼、すげー！サトシもピカチュウも…だけどな！｣

サ｢…えっ？｣

ゴ｢いや、なんでもない｣ニコッ