"大好き"と言いたくて…(2) (ページ16)

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六十五話:新種？(２) ページ16

ゴ｢っ！？しっー！静かに！｣

気付かれないよう"こっちへ来い"と手招きする。再び覗くと未だ物色に専念していた。

サ｢…あ、あいつら～｣

ゴ｢待て！ちょっと見てみよう！｣

なんとかサトシを宥め、スマホロトムを照らす。

"クスネ、きつねポケモン。あくタイプ。他のポケモンが見つけた餌を集めて暮らしている。フカフカの肉球は足音を立てない"

サ｢へぇー、クスネって言うのか！｣

"対象ポケモン、該当データ無し！"

ゴ｢ええっ！？それってもしかして…｣

｢｢新種のポケモン！？っ！？｣｣

両手で口を覆いながら慌てて隠れ、目を輝かせながら静かに顔を出す。

サ｢すっげー！！｣キラキラ

ゴ｢新種だよ！新種！！｣キラキラ

？｢…ニバッ？ニバニバッ！(…おっ？あったぞ！)｣

｢｢クース、クスッ！(わーい、早く頂戴！)｣｣

？｢ニバッ、ニバッ、ニバッ(はい、はい、はい)｣

袋からスコーンを取り出し1個ずつ置いていく。

？｢ニバッ！(召し上がれ！)｣

｢｢クースッ！(頂きまーす！)｣｣ムシャムシャ…

よっぽどお腹が空いていたのか物凄い勢いで食べ始める。

ゴ｢どうやらあいつがリーダーみたいだな｣

サ｢うん｣

…

ク｢…｣ペロッ

｢｢グウゥ～)クスゥ～…(はぁぁ～…)｣｣汗

1個だけでは物足りなかったようで、クスネ達のお腹の中の虫が悲鳴を上げる。

｢｢っ…｣｣チラッ

？｢ニッ…！？(うっ…！？)｣汗