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六十二話:瓜二つ ページ13
ホームの外に出ると、建物が沢山建っている割には人の姿はほとんどなく静寂に包まれていた。
サ｢クンクン…)…｣
ピ｢ピッ、ピカァ〜(はぁ、いい匂い〜)｣
サ｢…ん？おお！なっ、なっ、何だ！このすっげーいい匂いのちっちゃいやつ〜！｣
匂いを元に辿り着いた小さな店。ガラスで出来たのケースの中にいい感じに焦げ目のついたお菓子が置かれていた。
ゴ｢ガラル地方の名物、スコーn
サ｢おじさーん！このすっげーいい匂いのちっちゃいやつ下さい！｣
聞けよ…｣汗
…
サ｢あ〜ん。うんま〜♪｣
ピ｢ピカッチュウ〜♪(美味しい〜♪)｣
サトシとピカチュウはよく噛まず、スコーンを食べ進める。そんな彼らの様子を眺めつつ、ゆっくりとスコーンを食べる。
サ｢モグモグ…)ピカチュウ、そんなに急いで食べたら…っ！？｣汗
ピ｢…ピッ！？(…うっ！？)｣汗
ほら、やっぱり…。見事にスコーンを詰まらせたサトシとピカチュウは慌てて胸元を叩き水を飲み干す。
ゴ｢…くっ、はははっ！お前らって本当そっくり！｣
サ｢いや〜、美味し過ぎてさ〜。まだまだあるから、いつお腹空いても平気だぜ☆｣
ヒューン
カランッ
｢｢っ！？｣｣
コロッ、コロン…
サトシが喋ったきり辺りは急に静けさに包まれる。ところが、何かの物音がし視線を移すと、店の横に置かれているゴミ箱が勝手に動いていた。
サ｢何だ？｣
ピ｢ピィ？(何だ？)｣
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作者名：アーモンド | 作成日時：2019年12月26日 22時
