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ar side
今日も普通に吸って、普通にヤ ったら終わると思っていた。
でも…
予想とは外れて、逆に自ら血を俺に差し出してくる。
断る理由はないけど、少しだけ躊躇った。
また、穴の空いた肌に牙を沈めると流れてくる血。
どんなに味が変わろうと、甘いものは甘くて。
特に行 為をしている時は。
甘く鳴いて、乱 れて、蕩 けて。
俺の好きなように開発した体。
こいつを手放すのは惜しい気もしなくは無いけど。
人間ってあんまり長く吸い続けるとしんじゃうらしいから。
自分もこいつのナカで気持ちよくなって、ある程度落ち着くと毎回出せないよう握っていたこいつの自身から手をはなした。
「ぁ、ん、...あっ.....ぅぁ、...あ」
初めて出せた気持ちよさからなのか、虚ろな目をさせて口からは涎を垂らしていた。
ナカはずっと収縮して、俺のものをキツく咥 えこんでいる。
その締めつけに、欲をナカに吐き出した。
ずるりとナカから引き抜くと、何か言いたげな目で俺を見つめて。
今日で最後、なんて言ったらこいつはどうするんだろう。
嬉しがるのか、それとも嫌だと言うのか。
恐らく...まぁ、絶対前者だろうけど。
記憶は.......
怠そうに目を瞑るこいつの額に、手をかざす直前で
.......引いた。
人に言う奴じゃないって信じきってるあたり俺も変わったのかもしれない。
『.....じゃあな』
自分だけ身なりを整えて、部屋を出た。
最後の最後まで、噛み跡を消さなかったのは自分でも分からない。
『.........っ、』
数歩踏み出すと、ふわっと鼻に通る血の匂い。
明らかにあいつの匂いではない。
...誰かいた？
そう考えたけど、犯人は直ぐに思い当たる。
『...なんでいたんだか』
覗きの趣味なんてあったか？と一人で笑って、あいつがまだ倒れているであろう部屋を振り返って。
『.......考えすぎか』
若干浮かぶ変な予感を脳の隅に追いやって、足を進めた。
......予感、というものは大体当たる。
そして、見事当たってしまうことを俺は知らない。
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ぶたのすけ(プロフ) - 花奏さん» ありがとうございます！私も言われて始めて気づきました.........！至らぬ点もあると思いますが、これからもよろしくお願い致します！ (2020年2月3日 22時) (
レス) id: 3bbe1d2ec0 (このIDを非表示/違反報告)
花奏(プロフ) - 赤星おめでとうございます！これからも応援させていただきます！ (2020年2月3日 20時) (レス) id: ed1d1a00c3 (このIDを非表示/違反報告)
ぶたのすけ(プロフ) - かぷなさん» はじめまして！凄く嬉しいです、本当にありがとうございます！ (2020年1月22日 7時) (レス) id: 3bbe1d2ec0 (このIDを非表示/違反報告)
かぷな - はじめまして！有岡くんのキャラ、今まで読んだ小説の中で一番好きでした。すごく文章構成も上手で尊敬してます！これからも頑張ってください！ (2020年1月22日 6時) (レス) id: 5f37aa5d10 (このIDを非表示/違反報告)
ぶたのすけ(プロフ) - 花奏さん» 花奏様、コメントありがとうございます！そう言っていただけて何よりです！応援本当にありがとうございます。 (2020年1月15日 19時) (レス) id: 3bbe1d2ec0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶたのすけ | 作成日時：2019年12月18日 19時
