五滴目 ページ17
ym side
誰もいなくなった部屋で一人、日々の入った天井を見つめていた。
それが貧血と、行為の後だからなのかはわからないけど。
「……かきださ…なきゃ」
ナカに入ったままの液体を掻き出す。
もう…何回こうしたっけ。
一人で掻き出すそれは、惨めで。苦しくて。
だからこそ、自分の中にある��特別な思い��を何なのか知りたくなかった。
服を整えて、ふらふらと立ち上がる。
そしてまた、力なく膝が曲がった。
「っ、……ぁぁ…ッ」
殴られる様な頭痛と、天地がひっくり返った様な目眩。
「くすり……あっ…」
忘れた…
本当は自分で取りに行きたいけど、これじゃあ絶対に途中で倒れる。
仕方なく、震える手で文章を打って送った。
既読がつくと、��わかった��の一つ返事。
この時は、いのちゃんを疑うなんてこと考えもしなかったんだ。
＿＿＿＿＿
in side
耳にこべり着く嫌な鳴き声。
もう、無理だ。
俺の中で何かが壊れて無くなってった。
暫くすると声が止んで。
咄嗟に身を隠すと、少し汗ばんだだいちゃんが出てきた。
in「......だいちゃんが壊したんだよ」
持っていた袋もうざったくなって、近くのゴミ箱まで行くと袋ごと投げ捨てた。
すると不意に、ポケットから振動がして。
��ごめん、まださっきんとこいる？もし居たらそこに袋置いてると思うんだけど、それ持って第3研究所まで来て欲しい。薬入れてるのわすれちゃって…��
in「……はっ、」
見ていて笑いが出るくらい呆れる。
……いいよ、行ってあげる。
でも、後悔しないでよ？
多分これが、俺とお前が会う最後だと思うから。
あるもの、を取ってから研究室に向かった。
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ぶたのすけ(プロフ) - 花奏さん» ありがとうございます！私も言われて始めて気づきました.........！至らぬ点もあると思いますが、これからもよろしくお願い致します！ (2020年2月3日 22時) (
レス) id: 3bbe1d2ec0 (このIDを非表示/違反報告)
花奏(プロフ) - 赤星おめでとうございます！これからも応援させていただきます！ (2020年2月3日 20時) (レス) id: ed1d1a00c3 (このIDを非表示/違反報告)
ぶたのすけ(プロフ) - かぷなさん» はじめまして！凄く嬉しいです、本当にありがとうございます！ (2020年1月22日 7時) (レス) id: 3bbe1d2ec0 (このIDを非表示/違反報告)
かぷな - はじめまして！有岡くんのキャラ、今まで読んだ小説の中で一番好きでした。すごく文章構成も上手で尊敬してます！これからも頑張ってください！ (2020年1月22日 6時) (レス) id: 5f37aa5d10 (このIDを非表示/違反報告)
ぶたのすけ(プロフ) - 花奏さん» 花奏様、コメントありがとうございます！そう言っていただけて何よりです！応援本当にありがとうございます。 (2020年1月15日 19時) (レス) id: 3bbe1d2ec0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶたのすけ | 作成日時：2019年12月18日 19時
