ルール ページ48
side無し
オビは確認の為に、ハルカ候の元を訪ねた
ハ 「どうしたオビ...何か用か？」
オ 「あーはい...ハルカ侯爵にお聞きしたい事がありまして...」
ハ 「...何だ？言ってみろ」
オビはゼンの時と同じ質問をハルカ候にぶつけた
ハ 「そうだな。婚約期間は変更しないが、結婚後は入れ替わる
それがどうした？」
オ 「......」
ハ 「...まさか...あの女中をそのまま側に置けと、王女は仰ってるのか？」
察しの良い男に、オビは苦笑した
オ 「いやぁ、イクミ嬢は何も。ただそうなる事を知れば、黙ってはいないかと...ww」
ハ 「はぁ...困った御方だ...イザナ様に相談してみる。決まり次第連絡しよう」
”宜しくお願いします” と部屋を出ようとしたオビにハルカ候は言った
ハ 「オビ...二人の時はこれまでと同じでもいいが、人前で私の事を呼ぶ時は
お父様か父上、少なくともお父さんと呼ぶように...」
オ 「・・・・・・・はぃ」
ハ 「私だって違和感が凄いんだぞ！！お前も我慢しろ！もう行け！」
顔を真っ赤にしたハルカ候に追い出されたオビの顔もまた...赤かった...
＊＊＊＊＊
イザナの部屋
ハ 「─...と言う事がありまして......聞いておられますか？イザナ様」
イ 「ッククww...はぁww っすまないww 聞いている...っふぅ..
オビとお前のやり取りが面白かったものでなww
女中の件か...本来なら、経験豊富な者が新たに付くものだが...
アレは...イクミはよしとしないだろうなww さてどうしたものか」
＊＊＊＊
ハ 「と言う事で、エマの他に経験のある者も付ければ良いそうだ。
時代も変わっていくのだから、ルールも変わっていって然るべきとの事だ...」
ゼンの執務室にハルカ候が報告に来た
オ 「そうですか。わざわざ有り難うございました...」
ゼ 「よかったな！それにしてもハルカ候、やけにお疲れだな？」
ハ 「あぁ...イザナ様に確認に行った時に、オビの人前での私の呼び方についての話を
しました所、笑いが止まらず時間を要しましたもので...」
ハルカ候の言葉にオビ以外が頭に？を浮かべていた
オビは顔を赤くしていた
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作者名：193 | 作成日時：2023年5月2日 17時
