蛸とウツボの天敵、転校してきました。【ツイステ】

初めての味 ページ9

「そういえば、ジェイドの姿が見えませんね。いつの間に…どこに行ったのでしょうか」


アズールが悩んでいると、厨房からジェイドが戻ってきた。彼の手にはタコが薄く切られていてその上になんかかかってる皿があった


「Aさん、お約束した通り、タコのカルパッチョ持ってきましたよ」

「いつの間にそんな約束を…」

『おぉ、それがカルパッチョ…！美味そう…』


ご飯も食べてないのでお腹ぺこぺこである。ソファーに座ると目の前に先程のカルパッチョと水の入ったコップを置かれる。手を合わせて箸を持つと、タコをひとつ掴んで口に入れる

タコの食感とソースがなんとも言えなく、初めて食べた感じだ。美味しい


『んふ、うまぁ〜！これは何皿でも行けるヤツ…』

「お気に召したのであれば良かったです」


彼は隣でニコニコしながら自分が食べてるところを見る。少し食べにくいなと思いつつ、あっという間に完食した


「なんだけ量あったのにもう食ったの？やばぁー…」

『ふぅ〜…。ご馳走様！ジェイド、ありがとう！』

「いえいえ。食器は片付けておきますね」


食器を持つと、彼はまた厨房に戻っていった
またあのカルパッチョ食べられるだろうか


「小サメちゃんってさ、なんでも食べるの？」

『基本的には出されたやつ全部食べる！特にタコとウツボが』


そこまで言うと2人は固まってしまった


『ど、どうした？』

「お、俺たちを食わないで…」

『…は？』

人魚？食べるよ(嘘)→←しっかり食べてますとも

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す