キャンドルの夢 ページ19
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Riihが悪態をついた。
ゆっくりそれを受け止め流したMeltは、
ただ気の利かない返事をするだけである。
二人、心身共々疲れて眠りたいだけだった。
§
｢おはようRiih……だよね？
僕はMeltと言って、君の担当者！
邪険にせず僕とゲームクリアを目指そう！」
少し経ってRiihが目覚めた。
いつもの木製の天井がぼけて映る。
そんな天井を無意識に見つめ返しながら、
RiihはぼんやりとただMeltの言葉を
繰り返していた。
｢担当……ゲームクリア?何があったの？｣
｢……えぇっ、あ、えっとね？
ここは君の夢で、僕は君の行動を
記録する存在みたいな？
ご、ごめん！
ちゃんと説明するね！｣
段取りの悪い記録者だ。
Riihは冷たい木製の床に頬をくっ付け、
ただひたすらMeltの言葉を待っていた。
｢ここは君の夢、精神世界だよ！
このゲームの理由はまだ言えないけど、
要はデバッグだから安心してプレイしてよ。
この精神世界は君の知るSnowdinで、
登場人物もまぁまぁいるかな……
死んだらgameoverだから＿＿｣
｢ちょっと待った！｣
Riihが突然跳ね起きた。
Gameoverに反応したんだろうか、
彼がちらほらと自分を世界を見つめ直す。
｢＿＿このゲームは死んでしまうの？
どうして。ここは僕の夢なのに＿＿｣
喘ぎながら紡いだ一文に、
Meltが首を右に傾けた。
｢言ったでしょ？
要するにデバッグテストの為だってば。
大丈夫大丈夫、君が死んだところで
誰も悲しむ神様なんていないからさ！
安心してゲームを進めていこうよ、ねっ｣
その言葉で、Riihの何かが崩れた。
何が崩れたのかは考えないが、
少なくとも外出しようと思っていたのは
ちゃんと頭に残ってる。
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Анжелика(プロフ) - しおらーさん» ありがとうございますq(^-^q)がんばります！ (2018年8月11日 11時) (
レス) id: bffa3645ba (このIDを非表示/違反報告)
しおらー - ホーム画面可愛いですね！続き待ってます！ (2018年8月11日 9時) (レス) id: 20fea025ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Patricia | 作成日時：2018年5月16日 19時
