Past&Future 2 F×Ki

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「みーつ！お疲れぇー！」





仕事終わり、俺の肩を掴んで揺らす二階堂。

こいつはいつ見ても元気で周りに笑顔を与えてる。
俺を守るだなんて言ってくれたけど
お前には俺よりもっと相応しい人がいるんじゃないかって考えてしまうんだ。


きっと二階堂のことだから、

「みつだから笑顔が見たいし守ってあげたいと思えるんだよ」

とか言ってきそうなのが目に見えるけれど。






「にかいど、、」

「ん？どうかした？」






こいつは未だに俺が泣いていた理由も聞かずに
ただ笑顔にしてくれる、楽しませてくれる。

本当は知りたいはずなのに俺を思って何も言わないでいてくれるんだ。






「みつ？」

「…なんでもない、帰ろうぜっ」







なのに俺は、まだ藤ヶ谷のことが好きだなんて。









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「寝れねぇ…」





久々に早く帰宅できて早く寝ようと思っていたのに
気づけば時計の針は１時を指していた。
いつもは寝付きもいいはずなんだけど…





日付が変わって今日は朝から玉と雑誌撮影。
その後はバラエティー番組の収録。

このまま寝ずに１日はキツイよなぁ。





撮影は玉森と２人。
何かと鋭い玉だから俺の気持ちだって気づいてるかもしれないけど、やっぱりあいつには相談するべきなんだろうか。






そう考えながらまた目を閉じれば
俺は少しずつ夢の中へと落ちていった。

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