17 ページ17
行くわけないよ
＿＿＿＿
授業後Aは太ったレディの肖像画ら辺をうろつかなかったし､ひっそりと図書室の奥で調べ物をしたり歩き回ったりした｡
そして
Aが高いところの本を取ろうと思ったら大量の本が落ちてきた｡その本の下敷きになっているのがAだ
｢うわっ…!!!はあ…図書室って､最高｣
その本達を必死にどかそうとしてもがいていたその時､
｢大丈夫?｣
誰かの声がした
｢え…?｣
｢ほら､手｣
顔は見えなかったが､誰か心優しい上級生が手を差し伸べてくれた
｢あ､っありがと…｣
手を掴んで起き上がると､そこにはかっこいい男の子がいた
｢えっ…上級生じゃ…｣
つい声が漏れた
そう､セドリック･ディゴリーだった
｢君…上級生かと思ったよ…ハッフルパフのディゴリーだよね｣
Aが聞いた。
授業でハッフルパフと合同になるとき､彼がいつも秀才だと言われるのを聞いているので覚えていた
｢セドリックでいいよ｣
セドリックが微笑んだ
｢…セドリック……｣
｢どうしてこんなところから落ちたんだい?｣
セドリックが面白おかしそうに聞いた
｢…私にも分からない｣
Aが顔を赤くして言った
｢ありがとう…セドリック､惨めなままにならなくて良かったよ｣
素直に助かったって言えばいいのに…
Aは自分の発言に向かって思った
｢ああ､A､君があのままだったらマダムピンズが図書室を閉めてしまうまでそのまんまだったよ｣
｢Aって＿＿＿｣
Aはセドリックの冗談を笑う前にセドリックの名前呼びに反応した
｢君がセドリックって呼ぶんだから僕は君のことAって呼ぶさ｣
セドリックがまた笑った｡
＿＿＿＿＿
｢ありがとう､助かったよ｣
｢ああ､また機会があれば｣
.
セドリックは本を棚にしまうところまで一緒にやってくれて､しっかり大親友になってしまった
｢A｣
今度は聞き慣れた声がした
無視した
今までだってそうしてきた
｢ディゴリーと何してたんだ?｣
ジョージが聞いた
Aはすぐに妬いてるのだと分かって少しからかってやろうと考えた
｢別に?ちょっとね…｣
意味ありげな言い方をすれば､完全に嫉妬するかと思ったのだ
｢どうやって私の居場所が?｣
Aが聞いた
｢忍びの地図さ､最近フィルチから失敬した｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 68人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
rapier(プロフ) - Aliceさん» 返事遅れてすみません!!ありがとうございます!!自分でも信じられないくらい掛け持ちしてるので遅くはなりますが更新頑張ります(遅すぎ) (2023年3月17日 18時) (
レス) id: bda167fb53 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - フレジョかだいすきで、もう夢主に私自身が成り代わりたいくらい即読みしてしまいました！もうイチャコラさせてください！こんなに幸せになれるものを書いてくださってありがとうございます！ (2023年3月1日 13時) (レス) id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
rapier(プロフ) - ありがとうございます！めちゃくちゃモチベになります！これからも頑張ります！ (2023年1月20日 20時) (レス) id: bda167fb53 (このIDを非表示/違反報告)
シャーロットの鷲(プロフ) - プロローグだけでこれからの展開が気になって仕方がないです、お気に入り登録失礼致します。 (2022年12月12日 11時) (レス) @page1 id: 38bde81259 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：rapier | 作成日時：2022年12月12日 7時
