俺は、辞められない【呪術廻戦】

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貴方side


───1年後。2007年 8月

俺は仕事を減らして
恵、津美紀の方を優先にしていた。

呪術師の送迎は他の補助監督へ託し
何処でも作業ができる業務メインに変更してもらった




津美紀「ただいま！」

恵「ただいま」


貴方『おかえり2人とも』




勿論人手不足には代わりがないため
どうしてもという時は行くようにしている

特にこの子達が学校に行っている間や
寝ている時に限られるが。



母親は偶にひょろっと帰ってくるらしい。

そして何事も無かったかのように
また消えてのループ

俺はあったことねぇけど。




貴方『友達とかと一緒に遊んできてもいいんだよ』


津美紀「いいの？」


貴方『勿論 でもあまり遅くなりすぎないようにね』


津美紀「うん分かった！18時には帰ってくる！」





ランドセルを置いて、津美紀は家を出る





貴方『恵も外で遊んできてもいいんだよ』


恵「家がいい」




インドアだな〜。
確かに恵は外で遊んでるイメージ付かねぇな。
本読んでそう。

恵って友達と言える子いるかな
失礼だな聞くのやめよ





この生活になってからさしす(悟･硝子･傑)組は3年生、七海･灰原は2年生と学年が上がり後輩達に会う回数も減少した

悟と傑は特級へと階級が上がり
稀な反転術式使いの硝子もより仕事も増えたそうだ






会えない分メール、電話でのやり取りが増えた

ｳﾞｰｳﾞｰ 着信音が鳴る
メールの相手は灰原からだった



Aさんこんにちは！明日俺と七海が遠出の任務なんですけどお土産Aさんにも渡したくて！！甘いのとしょっぱいのどっちがいいですか！？



文書から出ても分かる灰原の明るさに
ついニコニコしてしまう。







貴方『恵、甘いのとしょっぱいのどっちが好き？』


恵「しょっぱい方」


貴方『おっけ。しょっぱい方な』


恵「でも、津美紀は甘いのが好きだから甘い方」





相手の事を考えるこの子なんて優しい
めちゃくちゃ撫で撫でした

──────────






灰原「あ！ Aさんから返ってきた！

えーっと、”半々がいいな”ってさ！
半分ずつ入ったお土産あるかなー七海！？」



七海「ふたつ買えばいいことでしょう」



灰原「そっか！
そうだ夏油さん達にも聞きに行かないと！」






七海「……もはや任務よりお土産しか頭に無いだろう」



七海は同期の灰原の任務への危機感のなさと不安でいっぱいだった。


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