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貴女side
連れてこられた所は、老人の家。
「”カヨ”常守殿にお茶持ってきておくれ」
”カヨ”
父さんが助けた子供の内の一人が
この女性なのか
カヨ「どうぞ」
貴女『どうも』
カヨ「…」
貴女『…』
沈黙。
何話せばいいか分からない。
こういう時自分から話しかければいいのか
相手からくるのを待つか悩む。
「お待たせして申し訳ない」
貴女『……(ああ)』
持ってきたのは、刀。
「真守さん…常守殿から
娘に渡して欲しいと頼まれてのう」
何処か居心地さを感じた。
懐かしさを感じた。
温かく感じた。
寂しく感じた。
父は常守家の最期を迎えていた。
貴女『…クッうぅ…』
涙が溢れた。
「呪具化」へと成り果てた
強く強くそして優しく抱きしめた。
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乙骨「知ってたんですか”五条先生”は」
五条「まあね これでも五条家当主だから」
乙骨は連絡を取り合っていた五条と再会。
乙骨「五条先生にとって常守家は
どういうふうに見ているんですか
道具か何かですか」
五条「いいや僕個人では大事な生徒の1人だよ」
乙骨「生徒じゃなかったら?」
五条「生徒じゃなくても”大切な子”だよ」
ビュゥゥと優しい風が2人の頬をなでる
五条「だからこそ、呪力が一切ないAには呪術界に来て欲しくなくて「呪術師向いてないからやめろ」とか言ってきたけど負けじと準2級まで上り詰めたよね
真守さんに合わせる顔がないよ〜全く」
花弁を1枚1枚引っ張って風に乗せながら飛ばす。
五条「……でも良かった
真守さん喜んでるよ。
愛娘が”迎えに来てくれたんだんだから”」
常守家之墓の前に座って手を合わせる。
乙骨「ホント五条先生って無茶ぶりですね」
五条「あははそうかなあ」
乙骨は苦笑い
五条は目隠しを外して笑う。
乙骨「あ、先生もきますか?
Aちゃんの迎えに」
五条「んー行く」
五条は墓の前に
高専服に身を包んだAの載った
写真、フォトフレーム付きを立ててその場を後にした。
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神楽 - めちゃ面白いです!!あと、前あった進撃とのクロスオーバーって消してしまったんですか? (8月3日 12時) (レス) id: 0ab6179c05 (このIDを非表示/違反報告)
和菓子こんこん(プロフ) - ピーマン好きだけどパプリカ嫌いなんめっちゃわかりますー!!!!! (2023年3月25日 19時) (レス) @page7 id: 11728b26bb (このIDを非表示/違反報告)
きょうかさんだよっ☆(プロフ) - 進撃の○人も少し入ってて良かったです。最高!良かったら私の作品読んでみて? (2022年9月28日 1時) (レス) @page43 id: 604fe2f924 (このIDを非表示/違反報告)
みょん - 好きです!トゥクン 続き待ってます! (2022年9月21日 7時) (レス) id: 5858736ed9 (このIDを非表示/違反報告)
[アイク・ブルームーン]アイおっとり(プロフ) - 面白いです!更新待ってます!楽しみです!更新頑張って下さい!! (2021年9月22日 22時) (レス) @page42 id: 466201e21a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:嘉代15 | 作成日時:2021年2月10日 17時