『恵。』【呪術廻戦】【伏黒恵】

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マダガスカルの首都
アンタナナリボ市内中心部



古びた建造物…はそこには無かった。







乙骨「ここ…なの？」


貴女『間違いないです』







”夢”で見たAと乙骨はその場に来ていた。

夢で見たものとは全く別世界だった。

辺りを見回すも無いもない。何もだ。






でもアレがどうしても”夢”には思えない。
どうして…？

疑問に思う中、
Aは乙骨から離れ奥の方へと
進んでいく。





一方、

乙骨「もしもし、”ミゲルさん”乙骨です
聞きたいことがあるんですが_____」





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貴女『えっ…』





ｶﾞｸﾝッ






貴女『なんで_____ッ』






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乙骨「ミゲルさん今なんて____」



ミゲル「”常守真守(まもる)”トイウ男ガ数年前、子供6人救出スルタメ、突然下リタ”帳”ノ中ニ1人デ駆ケ込ンダ。

発見時ハ”顔面ヲ潰サレ”重体ダッタラシイ
病院ニ運バレテ回復シタラシイガ…

ソノ後_________」





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貴女『Graf van…”Tsunemori”…Ieyuki』



”常守家之墓”そう記されていた






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ミゲル「死因ハ不明ダガ、
噂デハ常守家ノ最期ハ決マッテイルラシイ」


乙骨「…”最期”とは」


ミゲル「”呪具”化ヘト身ヲ捧ゲルか
御三家ノ者ニ”道具”ノヨウニ扱ワレルカ
ノ2択 本当カドウカハ俺モ分カラン」





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数年前、父･常守真守が話していた。



真守「A。父さんね海外に行くんだ
”マダガスカル”って言って日本から20時間以上かかる所にある国なんだ」


真守「”アンタナナリボ”っていう首都で任務…
出張___父さんさ…本当は行きたくないんだ」




どうして




真守「……だってほら
Aたちに会えなくなるじゃないか」




電話できるよ?毎日





真守「…そうだね。そうだな」








父さん







真守「…Aお願いがあるんだ」







ねぇ







真守「こっち側(･･･)には来ないでね」





_____どうして







真守「父さんとの”約束”…ね」






_____”泣いてる”の





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