『恵。』【呪術廻戦】【伏黒恵】

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帳内は濃すぎる呪いの気配
それに腐った臭いと血の臭いが鼻を刺激する

床のコンクリートには血痕
指で掬って指同士でこすり合わせる




貴女『生暖かい。そんなに時間経ってない』




刀を握りしめ、奥の部屋へと進む。
ライトがないと見えないくらい
この空間は真っ暗。

だが五感で呪霊を認識出来るくらいの
Aにとってはそんなには支障はない。



前へと進むと少し広い空間に出た
通ってきた道より明らかに明るい。

窓もないのに何故。
電気でもない。
蝋燭もランプもだ。




「うっ、ヒッグッ」


貴女『いた』


「Wie ...! !!(だっ誰…！！)」


貴女『Het gekom om te help
(助けに来た)』





瓦礫の隙間に身を潜めて泣いていた少女を
発見して声をかける。






貴女『Dit is gevaarlik as u daar is kom asseblief uit(そこにいたら危ない出てきて)』


「Glad nie!Want daar is iets! !!
(いやっ！何かいるもの！！)」


貴女『Kies om daar te bly of vertrek hier saam met my(そこにずっといるか、私と一緒にここからでるか選んで)』




すると渋々瓦礫の隙間から出てきて
Aの足にしがみつく。




貴女『Naam is?Ek is Akane TsunemoriA(名前は？私は常守A)』


カヨ「Ek ... Kayo(私は…カヨ)





リストにカヨという名前が書かれていた。
6人中の1人目。

残りの5人の名前を読み上げて知り合いはいるかと聞くと皆知ってると答えた。




カヨ「Ons het hier gespeel.
Toe is dit skielik met 'n swart film bedek ...
(私たちここで遊んでたの。
そしたら急に黒い膜に覆われて…)」

貴女『…(帳の事か)
Was daar 'n verdagte persoon naby?
(その近くに怪しい奴はいなかった？)』





フルフルと横にふる。
ありがとうと伝え頭を撫でる。






貴女『この部屋にはもう子供はいない
移動しよう』





足にしがみつかれても動きづらいため抱っこして先に進む。





貴女『ここか』






最初の腐った臭いが1番強い場所に着く。

今度は真っ暗だ。





タチッ





カヨ「Kom! !!Sjoe! !!(キャァ！！うわぁん！！)」




ぎゅうと首を締め付けられ、
いたいと呟く。




カヨ「Iets!Dit het geval!
(なんか！落ちてきたの！)」





水滴かなんかじゃないのかと上を見上げると

水滴とかそういう問題じゃなかった。





貴女『体液…』



天井に数十人程人が吊るされていた。



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