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貴女side
ウニは受け取らず参加者の人に譲って、
乙骨先輩の腕を掴みその場から離れる。
乙骨「悪気はなかったんだ
今回はウニとは知らなくてね…!」
貴女『分かってます』
乙骨「…怒ってる?」
貴女『怒ってないです』
ウニを見れば思い出す
見たくなかったと伝えた。
乙骨「まだ2日目だけど…3週間やって行ける?」
貴女『やっていかなきゃ行けない
そうでもしないと恵の側にすらたてないので』
乙骨「…そっか」
恵に会いたい気持ちを押し殺してでも耐えないといけない。今は我慢だ。
乙骨「Aちゃん」
名前を呼ばれて振り返ると同時に
ギュッと抱きしめされる
乙骨「無理は禁物
辛かったらちゃんと僕に言って」
貴女『あっはい。
あの乙骨先輩…またお酒飲んだんですか?』
乙骨「飲んでないよ?」
見ない間に私のイメージする乙骨先輩はいなくなった。なよなよした所は時々見せるがこういうのには慣れてない。人ってこんなに変わるのか。
貴女『でも昨日酔ってて
あんなこと言ったんですよね』
乙骨「あんなこと?」
貴女『「伏黒君のことは忘れて、今は僕のこと考えて」って』
乙骨「へっ」
私から離れて顔を真っ赤にする
乙骨「ぼっ僕そんなこと言ったの!?」
貴女『はい。抱きついてきて耳元で囁かれました』
乙骨「あっァァ…」
手で顔を覆ってしゃがみこむ。
貴女『言わない方が良かったですか』
乙骨「正直ね…その時Aちゃんどんな気持ちだった?」
貴女『乙骨先輩の方が疲れてるなって心配になりました』
乙骨「やっぱ手強いなー…」
なんか泣かれた。
しゃがみこんで頭を撫でた。
これだ。私の知ってる乙骨先輩はこういうのだ
やっぱり疲れてるのは乙骨先輩の方だったんだ。
不覚…迷惑をかけた。
貴女『乙骨先輩家まで運びます』
乙骨「いや結構です」
貴女『寝言言うくらい疲れてるんです
大丈夫です。男性3人くらいなら余裕で運べるので』
乙骨「そういうことじゃない…」
無理やり横抱きして走った。
早い早いと首を締め付けられた。
こっちは痛いと軽く返した。
家に戻ると、
「横抱き禁止!」と紙に書かれた。
今後することはなくなった。
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神楽 - めちゃ面白いです!!あと、前あった進撃とのクロスオーバーって消してしまったんですか? (8月3日 12時) (レス) id: 0ab6179c05 (このIDを非表示/違反報告)
和菓子こんこん(プロフ) - ピーマン好きだけどパプリカ嫌いなんめっちゃわかりますー!!!!! (2023年3月25日 19時) (レス) @page7 id: 11728b26bb (このIDを非表示/違反報告)
きょうかさんだよっ☆(プロフ) - 進撃の○人も少し入ってて良かったです。最高!良かったら私の作品読んでみて? (2022年9月28日 1時) (レス) @page43 id: 604fe2f924 (このIDを非表示/違反報告)
みょん - 好きです!トゥクン 続き待ってます! (2022年9月21日 7時) (レス) id: 5858736ed9 (このIDを非表示/違反報告)
[アイク・ブルームーン]アイおっとり(プロフ) - 面白いです!更新待ってます!楽しみです!更新頑張って下さい!! (2021年9月22日 22時) (レス) @page42 id: 466201e21a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:嘉代15 | 作成日時:2021年2月10日 17時