その女、好みの男を拾う。

2日目 ページ2

･･･






貴女『うわ、んだコレ新種の嫌がらせか？』




呼び出しくらって帰ってきたかと思えば人んちの前で血に染った人が倒れている。


拾ったらぜってぇめんどくせぇ事になる。


だから知らん顔して退けようと足をかけた時、微かにだが動いた。


この状態でまだ生きてんのか。
なら最期に見届けようと髪をどかし___






貴女『……』



「ﾂ…ｩ」



貴女『うわーやべやば』






家の前に好みの男が倒れていた









･･･




〇〇女の資料〇〇


。金喜 A

。年齢不明

。賞金稼ぎ魔

。ムカつくほど顔立ちがいい

。黒髪で体つきが良くとにかく強い人が好み

。好きな物にはとことん迷わず貢ぐタイプ

。興奮時は語彙力低下しやべとかすげぐらいしか言えなくなる

。興味無いものには無関心


･･･






貴女『あ、放心状態になってた』





スマホから着信音が鳴り響き我に戻って電話に出る






貴女『なー聞いてくれよ、イケメン拾った』




«開始早々それかよ»




貴女『すっげぇ好みの男なんだよ』




«もう22時だぞ寝ろよ»




貴女『寝ろっーつー割に電話かけてくるとか矛盾してねーか？』




«まあ気にすんな。今まで何してたんだ»





貴女『明日からJCになるんだ パリピの準備だよ』





なんだそれと質問されるがスルーして
要件はーと話を進めた。





«手続きは済んだが明日理事長さんに挨拶いけよつー話»




貴女『する気ねーつったら？』




«一応しとけ、んでトロフィーでもなんでもぶち壊してどん底に落ちろ»




貴女『ごめんおまえバカだから言葉の意味わかんね〜』





と言って画面をタップしきる。



そんなことより今はこの男を助けたい
そんで飼いたい…育てたい…拝みたい



思った以上に体つきが良くて危うく気を失いそうになったが持ちこたえズルズルと引きづって家の中にいれた




･･･

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