その女、元超大物呪術師。

過去編 ページ13

．．．


貴女side



「カップルのお客様には半額クーポンをお渡し致します！ごゆっくり〜」




貴女『カップルってあの店員私達に言ってんのか』



五条「それしかねーだろ」



貴女『こんなクソガキが彼氏か』



五条「なんだよ こんな良い男なかなかいねーだろ喜べ」


貴女『おおー誰に似たんだかこんなセリフ言うの』





席取りとして窓越しに腰掛けて
その間にスイーツを選ぶ五坊
客の女達はアイツをみて顔を赤くする


モテモテだねーだが私の方が上だけどな


頬杖を着いて外の景色を眺めていた。



出かける前五坊の親から聞いた。

来年からアイツは高専に通わせるらしい。
日本に二校しかないと言われる
"呪術高等専門学校"に。

アイツに友達できるかなー。

性格クズだが何かと良い奴だし。
文句言ううるせぇやつだけど。
生意気でクズだけど。

それをわかってて
1人か2人くらいは出来て欲しい、







五条「何ボーっとしてんだよ」



貴女『お、来たなって…そんな食うのか』



五条「お前バイキングって知ってる？」



貴女『車停めるところだろが』



五条「ちげえわそれパーキングだ
キメ顔で言って恥ずかしくねぇのか」




お前今パーキングっつたろと言うとバイキングって言ったわと両手には皿に多くのったスイーツを持って戻ってくる。
お前の分も持ってきてやったぞと言ってコトリと目の前に置かれた。





貴女『覚えてんだな私がバニラ好きって』


五条「別に俺が好きで適当に持ってきただけだし」


貴女『ふーん、じゃ頂きマース』




フォークでぶっ刺して口に運ぶ。



改めて見るとでかくなったよな。
年下のガキの癖にもう私の身長越してやがる。
男の成長期は恐ろしいもんだ





五条「ンだよ」



貴女『カッコよくなったなって』



五条「っは！？」



貴女『うわお前ケーキ潰れてんぞ』



五条「心臓に悪ぃこというなよ…！！」



貴女『てっきり当然だろって言うかと思った』





でもホントのことなんだよなー。
綺麗な白髪に蒼い瞳
強くてムカつくほど顔立ちも良くて
身長も高くて…性格はアレだけど性格は。





五条「そーゆうお前は全く変わらねぇよな」


貴女『いい事じゃねぇか』


五条「歳いくつなんだよ」


貴女『女に歳聞くなー』




つーか自分の歳いくつか本当に知らねぇしな。
って言えるわけなく誤魔化した。


．．．

過去編→←過去編

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す