その女、元超大物呪術師。

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「待機」



時雨と待ち合わせ場所が公園ということで金喜は最初ベンチで座って待機していた





貴女『あー、あいつ来るの遅くねー』




貴女『ひまー、ひまーひまー』





約30秒置きにネチネチと喋り出す
遂にはベンチから立ち上がって辺りをキョロキョロしているとあるものに目がいった。





貴女『何これ』


貴女『何これーたのしー！！』





公園のど真ん中で1人で”スプリング遊具”に乗ってあははと楽しんでいる。

バネの揺れを使って上下に揺れて遊ぶ遊具で動物や乗り物など様々な種類がある中その公園にあったのは馬型。




乗ってから1時間以上上下に激しく揺れて遊んでいたらしく、公園に入る入口付近で




時雨「うわっ…」




今からあいつの所に行くのかとかれこれ30分くらい考え込みわざわざ電話して入口まで呼び出したらしい。






＿＿＿＿＿＿＿＿＿





「呼び方」





時雨「A」


貴女『んー』


時雨「この職業につくなら偽名作っとけ」


貴女『偽名？』





んー、と考え出す。





貴女『本名じゃだめなのか？』



時雨「危険だろうが、はよ考えろ」



貴女『思いつくもんがねぇ』



時雨「…お前今欲しいもん何だ」



貴女『金』



時雨「ほら」




お金じゃんラッキーと嬉しそうにする





時雨「お前今日から”カネキ”Aな」



貴女『カネキ？』



時雨「”金で喜ぶA”で金喜Aいいだろ？」



貴女『ドヤ顔かよ、んじゃそれで』



時雨「じゃ今日から金喜で呼ぶから」



貴女『は？なんで名前で呼ばねーの？』



時雨「仕事だから」



貴女『は？じゃ偽名やめる』



時雨「は？仕事の中だぞやめんな」



貴女『ふざけんな、美女である私を苗字で呼んじゃいけないというこの小説内のお約束やぶんな！！』



時雨「意味わかんねぇしそれに今初めて聞いたんだけどその約束」




ひたすら駄々をこねられ、じゃプライベートの時は呼んでやるからと言ったら大人しくなった。




※金喜と呼んでいる時は皆さん、仕事中ということで覚えておいてください。作者は面倒臭いので忘れます。






時雨「おい伝えといて本人が忘れますってなんだよ」



貴女『おい時雨 居酒屋いこ』



時雨「金喜の奢りなら」



貴女『はっしゃーねぇな？美女からの奢りだ。喜べ』




彼女もいつの間にかプライベートの時金喜と呼んでも駄々をこねることはなくなった。
多分…彼女も忘れてる。


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