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〔渚side〕
イトナ君がE組に編入してから数日が経過したと在る日、
茅野「ジャ…"
ここE組生徒が使用する教室で茅野の声が響き渡っていた。
木村「皆には武士の情けで
菅谷「最初入学式で聞いた時はビビったよなー」
木村「卒業式でまた公開処刑されると思うと嫌ったらねーよ」
木村君の両親は警察官らしい。
正義感で舞い上がって付けられた名前だそうで…
木村「この名前で子供がどんだけ迷惑してるか分かってんのかよって言うと怒るし…イヤになるよ」
狭間「そんなモンよ親なんて 私なんてこんな顔で
木村「い いや…」
狭間さんが木村君に顔を近づけつつさらに続ける。
狭間「母親もメルヘン脳のくせに気に入らないことがあればヒステリックに喚き散らす。そんなストレスのかかる家庭にいて名前の通りに可愛く育つわけないのにね」
少しだけ寂しげに云う狭間さんに木村君は何か思うところがあったのか頷いた時だった。
業「大変だねー皆、へんてこな名前付けられて」
皆「「!?」」
業「あー俺?俺は気に入ってるよ。親のへんてこセンスが偶然子供にも遺伝したんだろうね」
業君意外だな。あっけからんとした顔で話しているのを見て木村君はうーんと唸った。
業「太宰さんはどうなの?自分の名前」
貴女『私かい?私は好きだよ自分の名前。大事な人から貰ったものだからね』
手にビーカーとガラス棒を持ちビーカーにガラス棒が当たる音を立てながら優しく微笑んでいた。
木村「ところで太宰さんは何してるの」
貴女『薬品庫にあった高血圧の薬と低気圧の薬混ぜて飲んだら何か凄い事が起こって死ねるかどうか試しに実験準備の最中』
死ねるか楽しみと口にしていると
殺せんせー「死ねません!全く薬品庫は鍵を閉めているはずなのに」
貴女『髪に留める細いピンで簡単に開いたよー』
殺せんせー「全く太宰さんは!危険な薬品もあるんですから!これは駄目です」
と高血圧と低気圧の薬が入ったビーカーとガラス棒を没収と取り上げられていた。
太宰さんは不機嫌な表情をしながら殺せんせーにちえっと舌打ちをしていた。
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向日葵蜜柑 - こういうの好きっス 尊敬してます!! (6月17日 8時) (レス) @page39 id: b6e25e049a (このIDを非表示/違反報告)
陽菜 - 泣いた、凄い❣️ (2023年2月2日 19時) (レス) @page39 id: 1eed7975f0 (このIDを非表示/違反報告)
蝶々 - 最ッ高です!泣きました! (2022年2月8日 18時) (レス) @page40 id: 11b1ad38fd (このIDを非表示/違反報告)
らみ(プロフ) - 作者様ぁぁどんだけ私を喜ばせたら気が済むんですかァ!!ちょっと嬉しすぎて天国行きそうです (2022年2月6日 19時) (レス) @page40 id: 9f46023976 (このIDを非表示/違反報告)
ゾア(プロフ) - おぉっとぉ……? (2022年2月6日 16時) (レス) id: 1f5360b9e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:嘉代15 | 作成日時:2019年4月28日 17時