甘すぎるよ、お兄ちゃん【東リべ】

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「 Aごめん！ありがとね！ 」


『 うん、大丈夫だよ、後で渡すね 』




やっと授業が終わった放課後、忙しなさそうにパタパタ〜と廊下を走っていくユイちゃんを見送る。先生に呼ばれたらしい

私はというとユイちゃんの代わりに、5限の調理実習の際に忘れてしまったエプロンを家庭科教室に取りに行く




だいすきなユイちゃんの為ならそのくらいちょちょいのちょいだよね





 ︎︎
にしても放課後ともなれば廊下の窓からはグランドには部活をしている多くの生徒たちが見える

みんながんばっててすごい

私も部活してみようかな、なんて一瞬考えたけど日々の遅刻、寝坊を思い出してすぐに考えを頭から消し去る

ぜったいむりだ、おきられない





そのまま窓から目を離し階段を降りれば直ぐに家庭科教室に着いた



ユイちゃんエプロンどこに置き忘れたんだろう

まあいっか、どこかにあるよね




ガラガラ〜っと音を立てながら扉を開ける




 ︎︎





「 あれ、Aちゃん？ 」









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